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06月29日-02号

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  1. 綾町議会 2018-06-29
    06月29日-02号


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    最終取得日: 2021-09-18
    平成 30年第2回定例会( 6月)平成30年第2回(6月)綾町議会(定例会)会議録平成30年6月29日再開       平成30年第2回綾町議会(定例会)が平成30年6月29日午前10時綾町役場議場に招集された。    出 席 議 員┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│議席番号 │氏        名     │議席番号 │氏        名     │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│1    │児   玉       信  │6    │押   田   和   義  │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│2    │増   田   俊   男  │7    │日   髙   憲   治  │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│3    │兒   玉   千   歳  │8    │大   隈       寛  │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│4    │相   星   義   廣  │9    │日   高   幸   一  │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│5    │松   浦   光   宏  │10   │橋   本   由   里  │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘    事 務 局┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│局 長  │吉   川   直   毅  │書 記  │藤   島   裕   輔  │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘    説 明 員┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│町       長│ 前 田    穰  │副   町   長│ 向 井  好 美  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│教   育   長│ 日 髙  和 典  │会計管理者    │ 野 村    修  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│総務税政課長   │ 蓮 子  浩 一  │企画財政課長   │ 竹 下  琢 郎  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│福祉保健課長   │ 森 園  由美子  │農林振興課長   │ 戸 高  知 也  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│産業観光課長   │ 松 下  栄一郎  │町民生活課長   │ 小 村  久美子  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│         │           │ユネスコエコパーク│           ││建設課長     │ 吉 鶴  慶 久  │推進室長     │ 兒 玉  良 次  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│教育総務課長   │ 外 山  和 宏  │社会教育課長   │ 高 松  俊 秀  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│監査委員     │ 福 留  清 人  │         │           │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘平成30年第2回(6月)綾町議会(定例会)議事日程平成30年6月29日再開        開    議   日程第1 一般質問会議に付した事件・議事日程と同じである。──────────────────────────────┌───────────┬──────────────────────────────────┐│質 問 事 項    │質問の要旨                             │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 松浦    │                                  ││1.8期目の当選となり│                                  ││  ましたが、今後の教│                                  ││  育問題について町長│                                  ││  の思いを伺います。│                                  ││           │                                  ││2.小中学校での食に関│①綾町食育・地産地消推進計画の中に(教育・保育に関する業務に従事する││  する指導(食育)に│ 者は子どもたちへの食育・地産地消活動の啓発を行います)とあるが、現││  ついて      │ 在どのようなことを行っているか伺います。             ││           │②アレルギーやその他の疾病を持つ児童・生徒の対応、相談は、現在どのよ││           │ うに行っているのか伺います。                   ││           │③国の小中学校教育の基本と教育課程の役割の中で、学校における食育の推││           │ 進並びに体力の向上に関する指導、安全に関する指導及び心身の健康保持││           │ 増進に関する指導については、それぞれの特質に応じて適切に行うように││           │ 努めることとあるが、現在どのような指導を行っているのか、又、今後ど││           │ のような指導を行うのか伺います。                 ││           │                                  ││3.学校給食管理につい│①学校給食においては、所要栄養量及び食品構成に配慮した献立作成が必要││  て        │ であるが現在は、どのように作成しているか伺います。        ││           │②アレルギー対応の給食を希望している児童・生徒の献立の作成は、子ども││           │ たちの命に関わることでもあり、慎重な作成が必要であるが、小中兼務で││           │ 十分な対応ができるのか伺います。                 ││           │                                  ││4.中学校の栄養職員に│ 2学期からの学校給食の委託に伴い、中学校の栄養職員が解雇されます ││  ついて      │ が、1、2の質問を踏まえた上で、小学校の栄養教諭が小中学校を兼務す││           │ ることが可能であるか伺います。                  │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 橋本    │                                  ││1.国民健康保険制度に│①広域化による負担軽減策が一定期間はあるが、その後の負担増は間違いな││  ついて      │  しという中、子どもの均等割りを軽減する自治体が増えている。綾町で││           │  もぜひ取り組むよう求める。                   ││           │②資格者証、短期保険証の交付はしないよう求める。資格者証・短期保険証││           │  の交付基準についての見解も求める。               ││           │③基金の全額取り崩し、法定外繰入れを実施する考えはないか伺う。   ││           │④努力者支援制度の綾町の評価を明らかにしてほしい。         ││           │⑤重度障がい者(児)の医療費助成を現物支給にするよう求める。    ││           │                                  ││2.教育関連・他   │①就学援助、入学支度金の今年度の支給日、金額、支給人数について報告を││           │ 求める。                             ││           │②混合名簿採用について現在の考え方。取組んだこと。         ││           │③育英会入学支度金の借入申し込みは何件あったのか報告を求める。   ││           │④育英会に高校生の交通費借り入れの申し込みは何件あったのか。これまで││           │ 延べ何件の貸付があるのか報告を求める。              ││           │⑤今年度の就学援助の申し込み数、認定数の報告を求める。       ││           │⑥学校給食費の無料化が進んでいる。見解を伺う。           ││           │⑦学校給食民間委託について、現在まで保護者に説明しない理由を伺う。 ││           │⑧委託業者の見通し。                        ││           │⑨校舎の清掃、カーテンの洗濯などの学校環境整備の現状報告と考え方を ││           │ 伺う。                              ││           │⑩学校のトイレの和と洋の数の報告を求める。             ││           │⑪学校ボランティアについて。                    ││           │⑫保育所・幼稚園などのプールでの事故防止のため行われた消費者安全調査││           │ 委員会のアンケートについて。                   ││           │⑬関西の地震で小学生が壊れたブロック塀の下敷きになり死亡した。綾町の││           │ 通学路で危険な箇所の再点検実施が必要。              ││           │                                  ││3.ごみ収集について │①一般家庭のごみ収集に関する苦情、困りごとの相談が寄せられている。住││           │ 民間のトラブルにもなる。現状をどう把握しているのか。問題解決の施策││           │ と取り組みについて伺う。                     ││           │②ごみ収集を自治公民館に過度に負担させている現状を改めるよう求める。││           │ ごみ集積場所はどこが決めるのか。                 ││           │                                  ││4.中川原住宅    │①トイレ改修(合併浄化槽設置など、生活環境改善)にどう取り組むのか伺││           │ う。                               │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 児玉    │                                  ││1.町長8期目における│①政策の中で地域のリーダーを育て上げ、町の将来を任せられる後継者づく││  公約や課題事項につ│ りがしっかりできるとのことであるが、任期中に実現できるか伺います。││  いて       │②綾町は半世紀に渡り、2人の町長であり、多選批判も根強い結果が表れて││           │ いる。町民の平等性を考えてみると、あらゆる分野での政策などが必要と││           │ 思われるが、今後どのように行政の舵取りをするのか伺います。    ││           │③7期目に発覚した嘱託職員による基金横領や水道料金請求漏れの解決策は││           │ どのように対処するか伺います。                  ││           │ また、3月議会前に議案の取り下げ(情報公開条例の一部改正の案件)や││           │ 議会に提案される議案が定例議会ごとに訂正がある。役場職員(管理職)││           │ への教育も含め、慎重に審議してから提出するべきと思うが、見解を伺い││           │ ます。                              ││           │                                  ││2.継続は力 未来をつ│①持続可能な町づくりのため、7期の任期中に財政状況が悪化していること││  くる公約について整│ に対し、健全化判断の数字は問題なく、将来に不安はないとのことです ││  合性の観点から  │ が、自主財源など乏しい状況で、今後の展望は開けるのか伺います。  ││           │②小さくても輝くフォーラムなどで会長もされている実績があり、全国的に││           │ も綾の知名度を上げられていることに敬意を表します。その上で、人脈な││           │ どを利用し、綾に誘致企業を立地してほしいと思います。若者の定住を含││           │ め、綾町活性化のために現在取り組みができる環境におられます。そこに││           │ は継続されている手腕を発揮することはできないか伺います。     ││           │③半世紀にかけて築き上げられた綾ブランドの中で、有機農業や照葉樹林を││           │ 守り、ユネスコエコパーク登録、エコパークセンターなど持続的な循環型││           │ まちづくりの基礎を築かれたのは、前郷田町長、それを引き継いだ前田町││           │ 長は「自然との共生」を理念に継続されていることに敬意を表します。綾││           │ がここまで全国的に有名になったのは2人の町長であると思いますが、基││           │ 礎を作っていただいた前郷田町長の功績をたたえるべく後世にその栄誉を││           │ たたえるべき。                          ││           │ 前郷田町長の銅像をつり橋付近に設置できないか伺います。      │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 増田    │                                  ││上下水道未請求について│・調査はすべて終わったのか。                    ││           │ 調査結果の報告を求める(6/26までに)。              ││           │・年度末での完納件数、金額(上下水道毎に)等。           ││           │ 完納・一部納入・納入なし                     ││           │・未納があれば、今後の徴収はどうするのか。             ││           │                                  ││町政座談会について  │・今年度の開催予定は。                       ││           │・前年度までと同じ方法、内容になるのか。              ││           │・町民にわかりやすい説明はできないか。               ││           │                                  ││公共下水道について  │・公共下水道会計は大丈夫なのか。                  ││           │ 今後の対策は。                          ││           │・加入率(全体、会社・事業所、集合住宅、一般個人住宅の軒数、加入軒 ││           │ 数)                               ││           │・水道・井戸水の併用件数、井戸水だけの件数は。           │└───────────┴──────────────────────────────────┘(再開午前10時00分) ○議長(日高幸一君) おはようございます。本日の議事日程は、一般質問となっております。議事進行については格段の御協力をお願いいたします。 ただいまから本日の会議を開きます。 なお、発言につきましては簡潔にまとめられ、また綾町議会会議規則及び申し合わせ事項を守っていただきますよう御協力をお願いいたします。 なお、執行部におかれましても簡明に要領よくまとめられ、答弁漏れのないようにお願いいたします。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(日高幸一君) 日程第1、一般質問を行います。 あらかじめ質問者の順序を申し上げます。1番、松浦光宏議員、2番、橋本由里議員、3番、児玉信議員、4番、増田俊男議員、以上の順序で行います。 なお、関連のある質問につきましては、さきの質問者の質問終了後に関連質問を許します。 松浦議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) おはようございます。まずは、このたびの綾町長選挙におきまして、8期目の御当選おめでとうございます。これからも多忙な日々が予想されますが、お体には十分御注意いただき、町民の負託に応えていただければと思います。 それでは、通告に従いまして、壇上より質問させていただきます。 1つ目の質問といたしまして、今回8期目の当選となりましたが、今後の教育問題について、町長の思いを伺います。 2つ目の質問といたしまして、小中学校での食に関する指導(食育)について、3点お伺いいたします。 1つ目、綾町食育・地産地消推進計画の中に、「教育、保育に関する業務に従事する者は、子どもたちへの食育・地産地消活動の啓発を行います」とありますが、現在どのようなことを行っているか伺います。 2つ目、アレルギーやその他の疾病を持つ児童生徒の対応、相談は、現在どのように行っているのか伺います。 3つ目、国の小中学校教育の基本と教育課程の役割の中で、「学校における食育の推進並びに体力の向上に関する指導、安全に関する指導及び心身の健康保持増進に関する指導については、それぞれの特質に応じて適切に行うように努めること」とあるが、現在どのような指導を行っているのか、また今後どのような指導を行うのか伺います。 3つ目の質問です。 学校給食管理について、2点お伺いいたします。 学校給食においては、所要栄養量及び食品構成に配慮した献立作成が必要であるが、現在はどのように作成しているか伺います。 2つ目、アレルギー対応の給食を希望している児童生徒の献立の作成は、子どもたちの命にかかわることでもあり、慎重な作成が必要であるが、小中兼務で十分な対応ができるのか伺います。 4つ目、中学校の栄養職員について伺います。 2学期からの学校給食の委託に伴い、中学校の栄養職員が解雇されますが、1、2の質問を踏まえた上で、小学校の栄養教諭が小中学校を兼務することが可能であるか伺います。 壇上での質問は以上です。 ○議長(日高幸一君) 関連質問の希望はありませんか。(なし) ○議長(日高幸一君) 当局の答弁を求めます。町長。 ◎町長(前田穰君) それでは、松浦議員さんの一般質問に対してお答えします。 冒頭にお言葉を賜りまして、本当にありがとうございます。微力ではございますが、今まで努力してきたことを、しっかりまたその思いの中で、これから町民の皆様方に私どもの町政への御理解をいただきながら精いっぱい努力してまいりたいと思いますので、また御指導、御鞭撻をよろしくお願いいたします。 それでは、お答えをさせていただきます。 今日の社会において、科学技術の進展や情報化、さらには少子化、高齢化などに端を発しまして、めまぐるしく変化する時代を迎えております。それらの社会変化に伴いまして、子どもたちを取り巻く教育環境や町民の教育的ニーズ等も複雑化、多様化しておる状況であります。そういうことで、私の今後の教育問題について、思いをちょっと答弁させていただきたいと思っております。 このような状況において、教育のあり方が大きく見直されておると思っております。綾町におきましても、子どもたちを取り巻く環境の変化や教育に対する町民の期待などの現状や課題をしっかり捉え、家庭はもとより、学校、地域社会と連携を深めることにより、地域の宝であります綾町の子どもたちを育んでいくことが大切であると考えております。そのためには、これまで以上に知・徳・体の調和のとれた子どもの育成が重要だと考えております。その中でも、食育をやっぱりしっかり踏まえなきゃならんと、このように考えております。そこで、本町におきましても、これまで取り組んできました、自治公民館組織を基盤とした地域ぐるみでの教育の推進を軸とした教育改革を、より一層推進していきたいと考えております。 そこで、学校・家庭・地域が一体となった教育環境をつくっていくためには、学校・家庭・地域社会が子育ての目標を共有し、それぞれの役割や責任をしっかりと果たすとともに、相互の積極的な参加により連携・協力を推進することが重要であります。そのために、学校支援体制の整備が必要だと考えております。また、子ども一人一人の能力を最大限に伸ばすために、基礎学力の確実な定着はもとより、幼保小中連携の充実やきめ細かな指導を行うための体制の充実に取り組んでまいりたいと考えております。 このような取り組みによりまして、町民総ぐるみで子どもたちの人間力を育む教育の推進を図り、明日の郷土綾町や日本を担う有意な人材の育成に取り組んでいく必要があると考えております。 綾町は、先人、先達が築いてこられた自然と共生するまちづくりを一貫して推し進め、そして歴史、伝統文化を大切にしながら次世代に継承するための取り組みを推進してございます。今後、持続可能なまちづくりを推進し、地方創生を確立するためにも、出生率を維持しつつ、将来を担う、地域をリードし地域で活躍する有意な人材をいかに確保するかが課題であると思います。そのためには、若い人たちが生きがいを持って子どもを健やかに生み育てられるような教育環境を構築しなければなりません。 そこで、私も一貫してやってまいったんですが、親子三世代が豊かで楽しく暮らせるまちづくりを目指し、子どもたちの健やかな成長を目指して町民総ぐるみの取り組みを推進し、綾町に生まれてよかったと、綾町で育ってよかったと言える、そして綾町で勉強してよかったと、教育を受けてよかったと、こういう教育文化都市を築いていくために鋭意努めてまいりたいと思っております。 私も今回、特に町民の皆様方に訴えましたのが、子育て日本一を目指して環境整備を図るとともに、ユネスコエコパークというステージで持続可能な地域づくりはもとよりですが、国内外へ魅力を発信していかせる、人材の育成に力を入れ、集大成として、文教のまちとして選んでもらえる町を目指してまいりたいと。 幸い、おかげさまで、総合的な政策がある程度評価をいただきまして、子どもたちの数がふえておると、このことは非常にありがたいことでございますから、そういう子どもたちの期待を裏切らないように、そして子供たちが健全に育っていけるような、そういう形の中で、我々は教育行政を進めるものとして、教育委員会と心を一つにして最善の努力をし、PTA活動、そして学校現場の皆さん、そして保護者の皆さん、そして社会全体の町民の皆さんと一緒になって、そのような、今後、子どもたちの教育に対しては精いっぱいの努力を、もう私の最大限の力を振り絞ってこのことには万全を期してまいりたいと、こういう思いでありますことを報告を申し上げ、答弁にかえさせていただきます。 あとは現場のことでございますから、教育長のほうで答弁をするということでございますから、よろしくお願いをしたいと思います。 以上であります。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) それでは、お答えいたします。 町内の小中学校における食育・地産地消活動への取り組みにつきましては、綾町食育・地産地消推進計画の、特に第5章、食育・地産地消計画の推進施策をもとに、積極的に取り組んでおるところであります。 例えば、弁当の日につきましては6月と10月の2回実施をし、弁当便り等で各家庭へ啓発も行っているところであります。 町内の食材を献立に使用することにつきましては、栄養教諭が食材の栽培計画や生産の計画などについても、ほんものセンターやJA綾町などの町内の業者と連絡を取り合いながら献立の見直しや再調整を行い、町内で生産される食材を積極的に使用し、食材の最も旬な時期を逃さないように配慮をしているところであります。その際には、町内の食材を生きた教材として活用する観点から、食材や生産者名をお昼の放送で紹介したり、プリントなどで紹介をしております。 また、食育の観点からも、各校の栄養教諭及び栄養職員を中心に、心身ともに成長期の児童生徒に対し、バランスのとれた栄養摂取の重要性を学ばせるために、各学級の授業に入り直接指導をしたり、食育だより等を発行して啓発をしているところであります。 次に、アレルギーやその他の疾病を持つ児童生徒の対応等につきましては、本町のアレルギー対応マニュアルのもと、常日ごろから、校長を中心に、保護者、学級担任、養護教諭、給食主任、栄養教諭及び栄養職員など複数体制で連携し、安心安全な給食の運営を心がけております。 具体的には、年度当初に、アレルギーのある児童生徒の保護者や本人と相談活動を行い、学級担任とも状況を確認した上で、小学校の栄養教諭及び中学校の栄養職員で献立の食材一つ一つを確認し、アレルギー対応の食材に漏れがないように、多くの食材にいろいろな形で微量に混入している食材、いわゆるコンタミネーションまでも細かくチェックをするとともに、各学校の給食室内においても、栄養教諭及び栄養職員が各校の給食調理員と確認し合いながら、細かなチェックを行っているところであります。 次に、学校における食育の推進並びに体力の向上に関する指導、安全に関する指導及び心身の健康保持増進に関する指導につきましては、議員御指摘のとおり、小中学校の学習指導要領の根幹となる総則にも記載されており、学校教育の中でも大変重要視されている事項であると考えております。 先ほどふれましたが、現在、各学校においては、小中学校に配置されております栄養教諭及び栄養職員が密接に連携をとりながら、児童生徒の発達段階に応じた食育を推進しております。 先ほどの具体例以外で申しますと、バランスのとれた栄養摂取を促すとともに、日々の食事に関心を持たせていく取り組みとして、県内はもちろんのこと、国内各都道府県の郷土料理や外国の伝統料理等を取り入れた献立の実施も行っております。 今後も、食育を通して、全ての児童生徒に生きる力を身につけさせていくために、家庭における日常の料理づくりに関心を持たせ、児童生徒自らが栄養のバランスを考え、食材の生産者や保護者に感謝しながら、料理づくりに積極的に参加できますよう、小中学校ともに指導を行っていきたいと考えております。 次に、学校給食における献立作成につきましては、県教育委員会が作成しております学校給食の現況に基づき作成をしております。また、文部科学省が作成した、児童又は生徒1人1回当たりの学校給食摂取基準や学校給食の標準食品構成表も参考にしながら、小中学校の栄養教諭及び栄養職員が互いに献立を確認し、アドバイスや情報交換を行いながら、目標値に近づけた献立作成を行っております。 次に、アレルギー対応の献立作成につきましては、議員御指摘のとおり、児童生徒の命にかかわる事項でありますので、慎重かつ丁寧に献立作成を行っております。当然ながら、非常に時間を要する業務の一つになっております。 先ほど申し上げましたコンタミネーションのチェックにつきましては、一つ一つの食品を成分表から慎重に調べ、献立表に拾い出さなければなりません。また、アレルギーのある児童生徒の保護者や本人に対しましては、献立表を見て一目で分かるように、栄養職員がコンタミネーションの可能性のある食材に蛍光ペンで印を入れ、学校と家庭と本人とで安全を再確認しております。 現在、これらの作業を小・中学校別々に、それぞれの職員が互いに連携しながら担っております。 献立作成のみについて申し上げれば、平成27年度以前のように小・中を兼務する職員が担うことは厳しい状況ではありますが、可能ではあると考えております。 しかしながら、本町独自の食育・地産地消計画に係る他の業務が十分に実施できない可能性もあるのではないかと考えております。そのため、本町の進める食育の充実をさらに図っていく観点からも、現在、小中学校へ大きな影響が出ないように、町の栄養士の派遣や町の事務職員が一部業務を担うことなどについて協議を重ねているところであります。 次に、栄養職員につきましては、2学期からの委託に際して、本年度当初より、本人の雇用契約を7月末日までとしておりますので、解雇には当たらないと考えております。 小学校の栄養教諭が小・中学校を兼務することにつきましては、現在の業務を精選することで、基本的には可能であると考えておりますが、さまざまなアクシデントに対応する即時対応や、本町が独自で進める食育・地産地消の推進という面におきましては、これまでのように全ての事項を十分進めていくことは、難しい面も出てくるものと考えております。 今回の委託が食の安心安全をさらに高め、最大限の成果を上げつつ、学校や児童生徒への影響などを最小限にとどめるため、町職員である栄養士を派遣することや町の雇用である学校事務職員が栄養職員の業務を一部担うことなどを含め、現在協議を重ねているところであります。 今後も、9月の委託開始に向けて、本町が掲げる食育に係る施策をしっかり実現していくためにも、条件整備につきましては学校の負担も含めて十分に検討を重ね、必要があれば、中学校の栄養職員の継続雇用も視野に入れつつ検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(日高幸一君) 暑い方は上着をとってください。 再質問はありませんか。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) それでは、なるたけ順番に再質問をしていきたいと思います。 まず、1つ目の質問といたしましての町長の思いに対して、教育問題におきまして、子育て日本一を目指す綾町において最重要課題であるということが分かりました。今までも、他の近隣市町村に比べると、先立って先立って、先手先手で、いろんな対策を打ってこられたものだと思っております。これからも、子どもたちのために、教育問題については十分検討されてやっていただきたいと思っております。 次の小中学校での食に関する指導(食育)についての1つ目の質問、綾町食育・地産地消推進計画の中の質問に対しての教育長の答弁の中で、1つ目から順々に質問してまいりたいと思います。 現在、各校の栄養教諭、栄養職員を中心に行っているようですが、給食を通じてだけでなく、家庭科の授業等においても綾の有機野菜を使ったり、自宅でもほんものセンターなどで販売されている野菜を使って、安心安全で栄養価の高い食を子どもたちに提供できるように、レシピを作成して配布するなどの工夫も必要ではないかと思っております。どうでしょうか。伺います。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 今現在、小中学校におきまして、総合学習の時間等で、綾の食材に特化した調理実習とかいろんなレシピの開発等も、児童生徒と一緒に行っているようであります。 今後、こういった活動を栄養教諭のほうは積極的に行っていきたいというふうに思っておるようで、例えば、スーパーで、よく、そういう綾の食材を使ったレシピ集というのがカードになったものがあると思うんですが、そういったものもできれば作成して、それぞれの家庭に配布したりしていきながら、学校と家庭と地域が一体となって連携して食育の充実を図っていきたいというふうに、栄養教諭のほうは考えているようであります。我々も、そういったことについては非常にありがたいと思っておるところであります。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。
    ◆議員(松浦光宏君) 私も、栄養教諭と何度かお話しさせていただきましたけれども、今、小学校に来られている栄養教諭の日髙先生、大変食育に関して前向きな考えを持たれている先生だなと感じました。今の先生がいらっしゃるうちに、綾町が目指す食育を進めていくことが大切ではないかと思っております。 次の質問です。 アレルギー対応につきまして、命に関わることでもありますので、回答の中にあったように、複数体制で連携し、安心安全な給食の運営を行うことは大切なことだと思っております。子どもたちの中には、給食後の運動制限が必要な生徒もいらっしゃるので、これまで以上に栄養教諭及び栄養職員を中心に、生徒の対しての個別の事情に応じた相談、該当の保護者に対しての相談や、献立のアレルギー対応の食材に漏れがないか、細かなチェックが必要ではないかと思いますが、どうでしょうか。伺います。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 議員御指摘のとおり、今、児童生徒の中には、アレルギーの対応を要する児童生徒が以前に増してふえてきております。そういった子どもたち、いろんなタイプがありますので、一人一人に適切にきめ細かな対応をしていくというのは大変重要なことで、特に命に関わることでありますので、慎重かつミスがないように、多くの複数の目でしっかりとした体制を図っていかなければならないものと私のほうも考えております。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 教育長も私と同じ考えであるということで、この質問については終わります。 次の質問、3番目の質問の再質問を行います。 3番目の質問の回答の中で、小中学校に配置されている栄養教諭及び栄養職員が連携をとりながら、児童生徒の発達段階に応じて食育を推進しておりますとおっしゃられたと思いますが、現在、綾町ではどのような食育推進を行っているのか、もう一度伺います。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 食育については、文部科学省のほうも、前回の指導要領から総則のほうに打ち出して、大変重要な、今の若者の、特に20代、30代の食事の状況を見ますと本当に悲惨な状況があって、そういったことを改善するには、小さいときからしっかりとした教育をしていかなくちゃいけないというふうに考えているようであります。 本県におきましても、綾町におきましても、10年前に新指導要領改訂になってから、いろんな取り組みが行われております。 綾町におきましては、まず、小中学校ともに食に関する指導の全体計画を作成しております。その中で、具体例を申しますと、低学年から高学年あるいは中学校まで、いろんな取り組みを今行っているところであります。 具体的には、小学校の特別活動、特に学級活動の中で、低学年では箸の持ち方とか、赤・黄色・緑の食材の意味を理解するとか、好き嫌いをなくして食べることなどを中心に、低学年のうちは指導を行っているようであります。 また、中学年においては、おやつを食べ過ぎて御飯が思うように食べられないとか、食事のバランスが非常に崩れているという子どもたちの状況がありますので、そういったことを学級指導の中で行ったり、あるいは社会科で町内でつくられている農作物について調べたりとか、そういった活動も行っているようであります。 また、高学年では、家庭科や保健において、栄養と体の働きなどについて系統的に学習をしております。 中学校においても、家庭科や保健体育の授業を中心に、栄養と調理の方法等について指導をしております。 こういった活動については、学校の普通の一般教諭の先生方では専門性がやっぱり不足するということで、栄養教諭、栄養職員がTTで入って、一緒にきめ細かな専門的な指導をしている実情があります。 以上であります。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 教育長の回答の中にもありますように、子どもたちの発達段階の上で、味覚というのが決まってくるということをお聞きしたことがあります。せっかく綾町には地産地消ですばらしい有機野菜等がありますので、その食の推進というのを、栄養教諭、栄養職員、入っていただいて、綾ならではの教育というのを確立していくことは大切なことだと思いますので、ぜひともこれからもよろしくお願いいたします。 2つ目の質問、学校給食管理についての1番目についての再質問を行います。 まず、1つ目の質問といたしまして、献立作成について、県教育委員会作成の学校給食の現況、文部科学省が作成した児童又は生徒1人1回当たりの学校給食摂取基準、学校給食の摂取食品構成表、それをもとに、今、小中学校の栄養教諭及び栄養職員が互いに献立を確認しながら、アドバイス、情報交換を行いながら目標値に近づけた献立作成を行っておりますが、今後、小学校の栄養教諭が1人で行うことが可能であるのか、伺います。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 献立につきましては、今までは小学校の教諭が作成をして、中学校の栄養職員と一緒にチェックをして、お互いいろんな意見を出し合いながら、最終的に決定をしている状況であります。 ただ、その場合に、中学校の給食の状況等を具体的に、残食の状況とかあるいはいろんな給食の細かな点検とかそういうのをした中での話し合いという面では、小学校の栄養教諭が中学校に常に常駐しているわけでは今後なくなってきますので、きめ細かな配慮というか、実態に即した、そういう意見を交わしての献立作成等については、一部、いろんな形で課題は出てくるかもしれませんが、27年度以前は1人で小学校の栄養教諭が中学校の献立等も両方見てきておりますので、今と同じサービスが行えるかどうかは厳しいとは思うんですけど、可能かと言われれば、以前もそれでやってきておりましたので、可能ではないかとは考えております。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今の回答に対して、もう一度質問なんですけれども、27年度以前にそれがやってこられたから今回可能だということで今答えられたと思うんですけれども、27年度以前に事故が起こらなかったのが逆に運がよかったのではないかなと私は考えております。 今回、給食委託ということで、給食室の衛生面ですとか調理員の確保に関しましては十分な対応ができるものだと思っております。ただ、今現在アレルギー等の子どもたちに関しては、今現在のアレルギーでの症状というのがそれでとまるものではなくて、例えば、給食を食べ終わった後の運動量でしたりとか環境によってどんな事故が起こるかはわかんない状況でもありますので、これにつきましては、私は27年度以前可能だったから今後いなくなっても可能であるとは感じておりませんので、そのことをお伝えしまして、まだ後のほうの質問にもつながりますので、もう一点、別の質問をさせていただきます。 献立作成後の確認や情報交換等は今後も必要であると考えますけれども、もしいなくなりますと、それができなくなると思うんですけれども、今後どう考えられているのか、伺います。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) アレルギーのある児童生徒に対する対応とかコンタミネーションの確認等、いろんな、そういうことは生命に関わることでありますので、本当に慎重かつ丁寧に対応していかなくてはならないというふうに思っております。 今、教育委員会で考えておりますのは、小学校1人になった場合には、小中別々の献立とかいろんな配慮は厳しくなってしまいますので、小中、基本的には同一献立、今までもそうだったんですが、それは引き続き行うということと、あと納入業者についても、小中学校同一業者に納入をするとか、そういういろんな形で小学校の栄養教諭に負担がかからないようにしていくようにすることで、1人での対応で十分可能ではないかというふうに考えております。 また、学校には、栄養教諭以外に、給食を担当する教諭もいます。また、校長、教頭あるいは事務、そういった方々といろんな連携を図りながら、そういった今まで行っていたところで1人の栄養教諭で負担がかかるような分については、みんなで組織的に対応することで可能ではないかというふうに考えておりますが、ただ、今まで2人でやっていたのを1人の栄養教諭が行いますので、その小学校の栄養教諭には、今までにない、今まで以上に多くの負担をかけるということはもう否めないことかなというふうに思ってはおります。 しかし、先ほど申しましたように、その他の多くの職員で組織的にカバーをしていけば、従来どおりのサービスは提供できるものと考えております。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 教育長の考えを今お聞きしたんですけれども、次の②のアレルギー対応の給食に対して再質問をしたいと思いますので、そちらを先に質問させていただきます。 現在は、アレルギーのある児童生徒の保護者や本人に対して、献立表を見て一目でわかるように、コンタミネーションの可能性のある食材に印を入れ、学校と家庭と本人とで安全の再確認を小中学校別々にそれぞれの職員が連携しながら行っているようです。本当に、先ほどからおっしゃっていますように、小中兼務で十分な対応ができるのか、再度伺います。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) このアレルギー対応を含めて、食の安心安全というのは、これだけやったから100%もう万全ですという目標というか、そういう姿は、果てしなく際限がないんではないかというふうに考えております。 今、我々がシミュレーションしている中では、先ほど申しましたように、アレルギー対応の仕方については、今度委託を考えております専門の業者等も、専門の技能あるいはノウハウあるいはマニュアル等を持っております。そういった意味では、今までは、そういったノウハウは栄養教諭、栄養職員しか、指導ができるというか、管理できる専門性のある職員がいなかったので、1人でその学校を切り盛りするという状況があったんですが、今度は外部委託している業者にもそういった能力、ノウハウを持っている職員がいますので、アレルギー対応については今まで以上に万全の対応ができるものと思っております。 アレルギーに対する、一人一人、今までと同じあるいは今まで以上のきめ細かな対応については、十分と言えるかどうかというと、本当に100%というのは人間がやることですのであり得ませんが、今までよりもかなり高いレベルでアレルギー対応の取り組みはできるものというふうに考えております。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 100%万全には再現できないということに関しましては、もちろんそのとおりだと考えますけれども、子どもたちの命に関わることになります。100%は無理であっても、より100%に近づけていくということが大切ではないかと考えております。 今回の学校給食委託によって、100%に近づいたというふうに、今、回答されたんですけれども、せっかくそこで100%に近づいたのに、中学校の栄養職員を今回解雇することで、今度はそれが100%から遠のくということになりますので、ここをやって100%に近づいたから、今までせっかくいい体制づくりをされているのに、そこを削ってそれをやるというのはどんなかなと考えております。 次の質問に移ります。 回答の中で、平成27年度以前のように、小中兼務する職員が担うことは厳しい状況であるとおっしゃられました。自分は、それに対して、27年度以前に事故が起こらなかったのがかえって綾町にとって運がよかったことだと思っております。可能であると考えられる根拠は何か、伺います。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 私たちが考えている根拠としましては、平成27年度以前は、小学校の栄養教諭1人で小中学校も管理運営をしていただいておりました。今回、先ほども申しましたように、外部委託をすることで、衛生管理、それと調理の運営に関しては委託業者が責任を持って行います。それを統括するのは学校長、栄養教諭になりますが、27年度以降の保健所等の指摘内容等は衛生面のことがほとんどで、管理運営含め、そういった調理場の大きな問題、課題の指摘については指摘事項は上がっておりません。そういったことを考えますと、27年度以前に、先ほど申しましたように、大きなそういった事件・事故等も調理に関しては起こっておりませんので、指摘事項のことを改善する意味で、今回は外部委託ということが望ましいという判断で行っております。 そういったことを総合的に考えますと、1人の栄養教諭が、今回外部委託することで、小学校も中学校も両方、調理場の管理運営分の負担が減るということで、可能ではないかというふうに考えたところであります。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今までの回答の中で、いろんな回答をいただいているんですけれども、以前、学校給食運営委員会が行われた際に、小学校の日髙教諭から、要望というか、訴えるような感じで御自分の状況というのを話されたことがあります。 今までいろんな教育長の回答を聞いていく中で、ほかの業務が手薄になる可能性があるのに、小中兼務が可能であるとは私には理解できません。アレルギー対応の献立作成につきましては、子どもたちの命に関わることであり、今まで以上の慎重かつ丁寧な献立作成が求められ、非常に時間を要する業務でありますので、おっしゃられるとおり、財政上の問題もあるでしょうが、中学校の栄養職員は必要ではないでしょうか。伺います。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 議員御指摘のとおり、今いる小学校の栄養職員が、1人で全ての児童生徒に対するアレルギー対応等あるいは献立作成等を行っていくことになりますので、今まで以上に1人に対する負担はかなりかかってくるものと思ってはおります。 また、そういった意味では、今、栄養教諭、栄養職員がいろんな形で食育活動を積極的に推進しておりますが、そういったことに対しての時間を使う割合というか、そういった時間は確実に少なくなるんではないかということは考えられます。 そういったことを総合的に判断しますと、一番影響が出るのはやっぱり──今、理想とする、1人の栄養教諭が学校の食育指導にかかる時間は、大体年間40時間ぐらいを目安にして行っていただいているんですが、それを考えたときに、40時間確実に完全実施していただけるかどうかというと、大変厳しい状況もあるのかなと思っております。 それにプラスして、中学校のいろんな家庭科の授業とか給食の食事中に行う食育活動とかそういったものは、物理的に考えましても、1人の教諭が今までは小学校で常に1年生から6年生まで行って、中学校も中学校で同じように行っていたのが、1人で小中学校を兼務するということになれば、そこに費やす時間は半分になってくるというふうに考えておりますので、食育に関する取り組みということを考えれば、やはり小学校、中学校それぞれに栄養教諭、栄養職員がいたほうが、今までと同じ充実した食育の活動は推進できるものと思っております。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) ちょっと総括的に今の論議を踏まえながら、私として、一応教育行政を司る者として、しっかり対応しなきゃならないということで。 今回、外部委託をするというのは、松浦議員さんがおっしゃいますように、我々としてはより安全性、命はやっぱり大事だというものをしっかり尊重していくということ、そのために今回そういう面での安全性をさらにスキルアップしていくんだと、こういう前提の中で、現場からの思いが私に伝わってまいりましたから、そういう方向づけをしたいと、こういう考え方であります。 私は、いろいろ現場は現場としての思い、悩みもあると思いますけれども、やっぱりしっかりパーフェクトな方向づけがぴしゃっとできるというのが大前提でありますので、そのことについては、私の責任において対処すべきことはしっかり対処すると、こういう思いの中で、このことが本当に子どもたちの命の安全、そしてまた全てのことに対してしっかりした食育というのができると、こういう方向づけをしなきゃならんと、このように考えております。 そういう面で、私はもっともっとこの食育というのは、知・徳・体の中に食育をなぜ入れないのかということをいつも言ってまいりました。やっぱりこの食育をちゃんと貫くためには、私はこれはセンター方式はだめだと。だから、1町1校という、幸い、綾町はそういう方向でありますから、そういうことでありますならば、もう給食室をぴしっと整備をして、食育につなげながら、安全性を高めながら、地産地消というのをやっていくと、こういうことにつなげていかなきゃいかんと、これが私の基本的なスタンスであります。 今、懸念されますことについては、私なりにまた判断をして、絶対100%に持っていくということがもう大前提でありますので、そのことは、しっかりまた教育委員会等含めて、現場等も含めて、私の責任において対処していくということを申し添えさせていただきたいと思っております。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 教育長にずっと質問してきまして、教育長にも回答をずっといただきました。 私は、一番大切なことは、さまざまなアクシデント、何が起こるか分かりませんので、それに対する即時対応や、本町が、今、町長もおっしゃいましたけれども、独自で進める食育・地産地消推進の面で、これまでのように全ての事項を十分に進めていく必要性があると思っております。財政上の問題もあると思いますが、子どもたちの命に関わることでもありますので、早急に予算を確保し、2学期からも引き続き中学校の栄養職員の配置が必要であると私は感じております。 せっかく町長にも答えていただきましたので、最後に、町長に一点だけ。 3月議会の同僚議員の質問の中で、2学期からスタートします給食調理の委託に対する質疑の答弁の中で、町長が、子どもの命を守る、それと同時に安全安心というのがさらにグレードをどんどん上げていかなければと回答されました。私、その言葉に深く感銘いたしました。町長の所信表明の中にもありました、未来をつなぐ子育て日本一のまちづくり、私も深く共感いたします。 2学期より中学校の栄養職員がいなくなることで、どのようなことが生じるのか。ここで質問する前に、中学校の校長先生、小学校の栄養教諭からも多々話を伺ってまいりました。まず、綾町が推進する食育・地産地消に対する取り組みまでは手が回らないという回答でありました。 食育においては、心身ともに成長期の子どもたちに対し、バランスのとれた栄養管理を行うことは重要であります。今後は、食育を通して日々の食事に関心を持たせていくことが大切になり、生きる力を身につけていくために家庭での料理づくりに関心を持たせ、自ら料理づくりに参加できるよう推進していかなければならないと考えております。これを行うためには、栄養教諭、栄養職員が必要であり、これまで教育長に対してアレルギー対応の問題、給食の献立作成の問題などを質問し、回答いただきました。最終的には、中学校の栄養職員は必要であるとおっしゃられていると私は感じました。 私は、子どもたちの安心安全のためにも、さまざまなアクシデントに対して即時対応できるよう、今の中学校の栄養職員の方を2学期からも雇用できますよう予算を組んでいただく必要があると考えておりますので、要望にもなりますが、町長の見解をお伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) 私は、財政上の問題がということであれば、委託することは財政上負担がかかってくることは御案内のとおりでございます。 しかし、今、松浦議員がおっしゃいますように、やっぱり子どもの安全、子育て日本一ということをしっかり看板に掲げた以上は、予算上の問題よりも私はそのことを先行せにゃいかんと。施政方針でも、そういうことをしっかり、本当に綾町で生まれ育って教育を受けてよかったと、心身とも健やかに育って、知・徳・体、食育というのはそのことを指しておると、私はそう思っておりますので。 御指摘がありましたことについては、しっかり尊重するという立場に変わりはないと私は思っておりますし、私はそういうことでありますならば、また議会の理解をいただいて、そういう方向づけができるとするならば、しっかり、やっぱり必要であるということでありますならばそういうことをしなきゃいけませんが、今までそういう形でのスキルアップができるという方向を承っておったもんですから、きょうの論議を聞いた上でまたしっかり対処していかなきゃいかんと、こういうことで、もう一度教育委員会と話し合いをした上で、最終的に現場の声も聞いた上で議会の理解をいただければ。 私は、予算的な措置というよりも、財政上の問題よりもそのことを先行する、それが選択と集中の中でやっていけることであると、このように考えておりますので、その上についての懸念がありますならば、しっかり対処していくことは当然至極だと、こういう判断を今2人の論議を聞いて考えてところでもございますから、そういうふうに御理解をいただいて、また御指導いただいて。 このことが、本当に食の安全、子どもたちの安全と、こういうことにつながりますように、そのことがまた食育に、しっかりと心身とも健全、健やかに育っていく環境になっていくこと、私としてはそういうことをしっかり推進してまいりたいと、このように思っています。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 町長と私の考える思いというのがある程度同じだったのではないかなと、今の回答を聞きまして思いましたので、ぜひ、町長の目指します未来をつなぐ子育て日本一のまちづくり実現のためにもよろしくお願いいたしまして、私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(日高幸一君) ここで暫時休憩いたします。(休憩午前10時58分)………………………………………………………………………………(再開午前11時09分) ○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 橋本議員の一般質問を、許可いたします。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 通告に従いまして、質問をさせていただきますが、質問に入ります前に執行部の方に一言お願いを申し上げます。 私は町長の任期には及びませんけれども、前郷田町長時代から議員の任務につかせていただいてまいりました。ご存じのない方もおられるとは思いますが、かつて町長選挙にも立候補をしたこともございます。そのことをひけらかして言うつもりはございません。この間、自分のことも含めまして、住民の暮らし向上を目指したい、そうした思いを持ち続けているつもりです。そこでこの間、一度は病気で、一度は口蹄疫による自粛で、そしてもう一度はけがのため入院をいたしまして、議会の一般質問の通告はいたしましたが、当日質問できなかったことが3回ございます。それ以外は、質問を続けてまいりました。不十分で、自分自身で満足したことはありませんが、その準備もし、調査もしてまいりました。私以外の議員の方々も、同じだと思います。 議場に出席しておられる管理職の方々、町長答弁は、少なくとも自分の担当課の答弁につきましては、しっかりと耳を傾け、その町長が答弁どおりに執務が執行できるように努めてほしいと思っております。なぜ、今回このようなことを申し上げるかと言いますと、3月議会におきまして、九州電力からのIH調理器の寄贈について、広報に寄贈されたこと以外にIH調理器を使った調理実習をしますという記載がございました。 綾町には、3.11の地震からの福島原発で被災をされて住んでいる方もいらっしゃいます。原発問題、九州電力の問題については、そうした方々の意識は非常に高うございます。2月広報だったと思いますが、そうしたことが載ったことから、九州電力の寄贈は致し方ないにしても、その調理実習まで町が広報に載せるのはやり過ぎではないかという御意見をいただきましたので、質問いたしました。 町長はそうした一企業の利益になるような、営業であると私は思っておりましたので、そうしたことにはならないようにしたいというふうに答弁しておりますが、今回、九州電力の調理教室について役場のロビーに張り紙が出されました。昨日確認いたしましたら、もう既に調理実習は終わっているということでございました。町長がそうした方向にはならないようにすると答弁した以上は、ここにいらっしゃる執行部の管理職の方々はそのことについて忠実に執務をするべきではないかと思っておりますので、苦言ではございますが、一言申し上げました。 それでは通告に従って、質問いたします。 まず初めに国民健康保険制度について、伺います。この4月から始まった国保運営の広域化についてです。被保険者の税負担軽減への期待を裏切る結果にならないようにということで、国はその批判が強まることを懸念し、6年間の期間限定で、国が一定の財政投入をすることになりました。綾町で言えば、3月議会に提出された平成30年度の国保特別会計の中で、国の激変緩和措置の対象にはならなかったことから、基金を4,000万円取り崩して、万単位での税負担の軽減ができるという予算になっておりました。 今6月議会には、繰越金2,000万円を確保できたことから、基金取り崩しは当初予算の半分の2,000万円で済むという提案になっております。繰越金も基金も被保険者の税金ですから、税負担軽減のために使われるのは至極当然なことだと思っています。国保税の最大の問題は、何よりも共済健保や組合健保の負担よりも重いことです。大人2人、子ども2人で比較いたしますと、単純にはいきませんが約2倍、単身のフリーターで1.3倍から1.5倍となります。単身者の方の負担割合が低いのは、国保には均等割、昔で言う人頭割です。1人当たり幾らというのがありますので、フリーターということはお一人ですので、低いということになっております。 この均等割があるのが、国保制度の特徴の一つだと思っております。ですから、子どもが1人生まれるたびに、均等割が即加算されるということです。ここにも少子化が進む要因の一つがあると思っています。そこで全国では課税方式を変えることなく被保険者、特に子育て世帯の負担を軽減するために、子どもにかかる国保税の均等割について独自の軽減を導入する自治体がふえています。綾町でも、ぜひ取り組みを求め、町長の見解を伺います。 次に資格者証、短期保険証の交付をしないようにと求めています。御承知のとおり、これらの保険証の交付は、国保税の滞納者へのペナルティーとして科せられるものです。ペナルティーとは、日本語では懲罰というのが一番近いでしょうか。懲罰を科して懲らしめるという意味です。もっとかみ砕いて言いますと、悪いことをした人に罰を与え、二度と悪いことをするまいという気持ちにさせるという言葉だということになっております。 資格者証は特に重い罰です。医療機関では、受診時に窓口で、私は国保税を滞納していますという証明書である資格証を提出しなければなりません。それにも耐えて、受診したとします。窓口で払うときには保険の適用はありませんので、全額10割を払わなければならないということになります。自分の身に置きかえておもんばかれば、体調が悪くてもなかなか病院には行かないと、優に想像できると思います。 短期保険証もまたしかりです。滞納者への懲らしめの一つです。その有効期間が短ければ短いほど、しょっちゅう役場に足を運ばなければならなくなります。当然、役場の敷居は高さが超えられるとは思えないほどの、すごい高さになっているということも想像できると思います。 税の滞納で直接命に関わる懲らしめがある制度は、ほかにあるでしょうか。多分この国民健康保険税だけだと思っております。綾町は、町長が今回の選挙で住民に120%の幸福感を味わってもらえるまちづくりを目指すと言われました。私の知り合いから聞きましたが、小学校3年生の女の子どもさんが、投票前に私は前田穰さんが町長になるのがいいと言ったそうです。どうしてかと聞きましたら、120%幸福になれると言ったそうです。綾町でこのような滞納者を懲らしめるような制度はやめませんか。町長の見解を伺います。 続いて、綾町のこのペナルティー保険証の交付基準について、質問をいたします。先ほどの私の要望どおり、資格者証や短期保険者証の交付をやめていただければ、この3つ目の質問はしなくてもよいのですけれども、残念ながら、これまで何度も何度も求めてまいりましたが、そうはなっておりませんので、伺います。今の綾町の基準は、いつ、どのような法的根拠に基づいてつくられているのか答弁を求めます。 3つ目として、広域化によって、よしんば綾町で想定外のことが起きても、国保の予算が不足をしても、県が基金を持ち、財政的に対応できることになりました。このことによって、各自治体が資金を持つ必要性はなくなったと思っています。基金は被保険者から取り過ぎた国民健康保険税です。全てを取り崩し、国保税の引き下げのための財源にされるよう提案いたします。さらには、綾町が取り組んでいない法定外繰り入れについても、改めて町長の考え方を伺いたいと思っております。 次に、国保税を軽減するために、努力者支援制度というものが設けられました。綾町が医療費を削減するために、どれだけの努力をしてきたかというものを数値化して評価するものです。綾町の平成30年度の国保税の試算をする上で、この努力者支援制度がどう評価されたのか公表を求めます。努力者支援制度には、実に細かな採点と項目があります。満点だと3点とか──ちょっとサッカーぐらいのレベルですね。そうした点数の積み上げで減額の対象になると、減額の対象を交付金がふえるか減るかという話になっていると思っておりますので、ぜひ明らかにしてほしいと思っています。 次に、障がい者の方々の医療費の助成の現物支給について、質問いたします。綾町での現状はどうなのでしょうか。障がい者の皆さんの医療費助成は、一旦自分で払いまして、その領収書を持って1カ月単位で役場のほうに請求することになっております。障がいがある方ですから、なかなか自分では来られない方もいらっしゃいますし、このことでタクシー券を使い果たすという声も聞きました。今、全国でこの重度心身障がい者の方々の医療費助成の現物支給を求める運動が行われております。綾町での現状と見解を伺いたいと思います。 教育関連ほかとして、たくさんの項目を通告いたしました。私は今回、町長選挙が行われたことで、町長も5日間町内を回り、御自分の思いを伝える中で、有権者の皆さんからいろんな声を聞かれたことだろうと思っております。そうしたことから、私のところに来ております教育関連のいろいろな思いを、この際一気にまとめて質問したいということで通告いたしました。大変数が多うございますが、よろしくお願いいたします。また私の通告の仕方が整理されておりませんで、担当があっちに行ったり、こっちに行ったりもしておりますが、どうぞよろしくお願いいたします。 まず①として、就学援助の入学支度金について伺います。このことについては、3月議会でも伺いました。入学準備にかかる費用が、年度を越えて6月とか7月とかなってから支給されるものですから、一旦どうしてもお金を用意しなければならないという不都合が起きております。今、全国ではこれを前倒しして支給するところもふえております。平成30年度の入学の子どもたちの支給日、金額、人数について伺いたいと思います。 次に、いわゆる混合名簿、姓で分けない名簿についての採用について、伺います。現時点での考え方について、答弁を求めます。これまでに取り組んだ、学校の校長の権限が一番強いというような答弁をいただいておりますので、これまでに教育委員会として取り組んだことについて、報告を求めます。宮崎市では、この4月から一気に広がりました。昨年まで4つの小学校だけだったものが、今年の入学式では小学校で23校、中学校で6校ということで聞いております。綾町での考え方、伺いたいと思います。 育英会の入学支度金、これは先ほど申し上げました入学にかかる費用が年を越えてから、年度を越えてから支給されたために、それを補うということで育英会が貸し付けを行っているという制度です。何件の申し込みがあったのか、伺いたいと思います。 続きまして、育英会に高校生の交通費の借り入れの制度もございます。一昨年でしたかお聞きしたら、これまで1件もなかったということでございました。これまで延べ何件の貸し付けがあり、今年何件あったのか、報告を求めたいと思います。さらに、今年度の就学援助の申し込み数、認定数の報告も求めます。 続きまして、6つ目といたしまして学校給食の無料化について、町長の見解、教育委員会の見解を求めるものです。今、全国では、学校給食の無料化が進んでいます。無料まではいかないけれども、2人目が半額、3人目からは無料、こうした自治体もふえています。憲法は26条で、義務教育はこれを無償にするとされております。現実的には無料なのは、授業料と教科書に限られています。所得の少ない家庭が、就学援助でカバーされているのかといえば、そうはなっていません。現在の日本では、生活保護基準またはそれ以下の収入のうち、生活保護を受けていない人の割合は2割程度と言われています。就学援助も全国では149万人、援助率は15.4%となっております。地域によって、大きな格差があるのもまた事実です。給食費用は、現物支給という意味でも意義があると思っております。どのようにお考えなのか伺いたいと思います。 次に、学校給食の民間委託について、伺います。先ほど松浦議員の質問でも、教育委員会の考え方がだんだん分かってまいりました。この議場の中におられる皆さんは、だんだん切なくなってこられたのではないかなと思うような質問だったと思います。松浦議員の質問については前向きな答弁がございましたので、ぜひ私の質問にも前向きな答弁を求めたいものだと思っております。 このような大きな改定は、教育委員会がPTAと相談し、一定の合意を得た上で予算計上すべきものだと考えております。私は3月議会でも質問いたしましたけれども、私はこの協議の中に、町長はお入りになっていなかったのではないかと、実は思っておりました。先ほどの松浦議員の質問に対する町長の回答をお聞きしても、町長はもしかしたら、私の思い違いかもしれませんが、十分なところまで審議する時間はなかったのではないかと不安になったものです。 議会にも何の説明も予告もなく3月議会に予算計上され、私自身も議会運営委員会で資料を見て本当に驚きました。また反対もいたしました。3月議会で予算が決定し、6月に入っても保護者への説明はなかったのですが、一体これはどうしてでしょうか。3月議会の広報を読んで初めて知ったという保護者の方から、話を聞かせてほしいとの連絡が複数ございました。私が出かけていったところもありますし、おいでいただいたところもございます。PTAの総会などもあった時期でしたから、私もびっくりして説明をしたところでございます。どうしてこのようなことになるのか理解ができません。理解できるような答弁を求めます。 そうしたこともあって、今回、白紙撤回を求める保護者からの陳情が、議会、教育委員会、行政に出されております。反対だと言ってはおられません。事前に十分協議をしたいので、白紙撤回をしてほしいという陳情です。ぜひお考えをいただきたいものだと思っております。 次に委託業者の見通しは立ったのか、もしくは決定しているのであれば、報告をいただきたいと思います。 次に学校の校舎の清掃や教室、その他のカーテンなどについてどうなっているのか、通告をいたしました。先ほど松浦議員に対する教育長の答弁の中で、今回民間委託に至ったその理由は、保健所からの指摘に対応するためだという答弁がございました。保健所からの指摘は、あの新しいきれいな給食室、小学校の、そこの清掃が行き届かない、清掃をきちんとやれという指摘でございます。これは人員配置の問題や、その他の問題ではなく、ましてや中学校のアナフィラキシーショックのドクターヘリが来た問題ではなく、保健所からの指摘があったために委託になったということが先ほどの答弁ではっきりいたしました。 私はもう16年ぐらい、小学校に毎週、ほとんど毎週月曜日、読み聞かせに行っております。学校のカーテンはいつ洗濯されるのだろうと思って、以前にも質問したことがあります。ワーキングスペースという子どもたちの教材を入れる棚がございますが、これも前にも議会で言いましたけれども、カーテンが長すぎて60センチほどホッチキスでとめてあります。当然、床についていますので、そこには綿ぼこりがたくさんたまっております。皆さんご存じのように、カーテンレールは、今は金属ではなくプラスチックです。もう劣化して壊れています。垂れ下がっています。それでもそのままです。学校のカーテンの洗濯、清掃など、学校環境整備の現状報告と考え方を伺います。 次に、学校のトイレについて伺います。今全国では、公立小学校・中学校の施設のトイレ状況、そうした国は調査も行なっておりまして、できるだけ洋式の数をふやそうということになっております。綾町の現状について伺います。この点についても、平成28年の3月議会でも通告をいたしました。伺いました。 次に、学校ボランティアについて伺います。3月の新年度予算の中で、新規事業として100人程度のボランティアを募るというものがございました。私も絵本の読み聞かせをしておるということで、このボランティアの申込書を出すことになりまして、その項目を見て驚きました。子どもたちのテストの採点まで入っているのです。ここまでボランティアでやって本当にいいのでしょうか。内容、応募の種類、人数などについて、現状の報告を求めます。またボランティアは、講習を受けることとなっておりますが、講習会の計画はどうなっているのでしょうか。伺います。 ⑫といたしまして、保育所、幼稚園などのプールの事故防止のために実施されたアンケートについて、報告を求めます。綾町の安全確保の取り組みについても報告をくださるように、お願いいたします。 次に、今月の18日の朝に発生した大阪北部地震では、5人の死亡者が出されたと報道されております。うち2人がブロック塀の崩壊、また2人は家具の倒壊によるものとなっています。特に小学校4年生の女児の死に関しては、学校プールの目隠し用ブロックの倒壊であったために、私を初め、多くの綾町民の方々も綾町は大丈夫だろうかと思われたと思います。学校内はもちろんのこと、通学路の安全性についても不安を持ったことと思います。文部科学省は昨年の2月、公立の小中学校のブロック塀については点検を実施するよう求めたということになっております。綾小中学校には高いブロック塀はないと思いますけれども、通学路などについて、教育委員会は調査をされたのでしょうか。伺います。 大きな3つ目といたしまして、ごみ収集について通告をいたしました。ごみに関しては、分別の仕方を含め、収集に関する困りごとや相談をたくさん受けます。寄せられる度に役場の担当に尋ねたり、確認をしてまいりました。ごみ問題は、時として住民間のトラブルの要因となり、その後の地域とのつき合いを阻害する要因にもなってまいりました。例えば、ごみの収集場が個人の所有の土地であるために、班が使用料を払っていた。このことから、自治公民館に入っていない人が収集所に持ち込むことを拒否されたということがありました。私は町のほうにお願いをいたしまして、調査をいただきました。こうした箇所が数箇所あったことが分かり、今は土地の使用料年間6,000円を限度に町が払っていただいていると思います。その相談者の方は、ごみの問題でトラブルがあったために、その後も近所とのつき合いはしておりません。 またある人は、分別が十分でなかったために残ってしまった。御近所の人がごみの持ち主を確認するために、中身を全部あけて、家まで持ってこられた。そのときは子どもの答案用紙の名前で分かったと聞きました。今でも、中を見た人との間には信頼関係は戻らずにいます。役場もいろいろな例を把握していると思います。こうしたトラブルが起きる要因、解決のための取り組みを報告ください。 綾町では、自治体の責任であるごみ収集を、余りにも自治公民館に頼りすぎている現状があります。このことについては、どのようにお考えでしょうか。答弁を求めます。 新たに収集場を設けたいとの要望もあります。そのときは、その場所の決定権はどこにあるのでしょうか。公民館でしょうか。町でしょうか。伺います。 最後に中川原住宅という通告をいたしました。これまでも中川原住宅が老朽化しており、公営住宅で唯一水洗化のないトイレで生活をされております。今回、町長選挙もございましたので、町長も中川原住宅の様子は見られたのではないかと思っております。これまでも公共下水道をつなぐとか、大きな合併浄化槽を設置する方針だとか示されてまいりましたが、いまだに水洗化は進んでおりません。多分、多くの方は和式トイレのままか、プラスチックの上に乗せる、形だけ洋式のものを使っておられるのではないかと思います。何度もトイレの便槽にひびが入って、そこから汚物が漏れたためにハエが湧いたとか、お風呂がひび割れて、お湯がたまらないとか、トイレに行くのに手すりがぐらついて使えないとか、今回も障がい者の方から相談を受けました。中川原住宅の水洗及び環境の改善のために、どのように取り組むのか、答弁を求めます。 以上、登壇しての質問といたします。 ○議長(日高幸一君) 当局の答弁を求めます。町長。 ◎町長(前田穰君) それでは、橋本議員さんの一般質問に対する答弁をいたしたいと思いますが、郷田町政以来、本当に長年の議員活動に、まずは敬意を表したいと思っております。いろいろお話を承りまして、私たちもいろんなことの御指導なり御指摘をしっかり糧としながら取り組んできたということも事実でございますが、しかしまだまだ足らざる面、たくさんございますけども、謙虚に、真摯に受けとめながら、最大の努力をすることは惜しまないと、こういう思いでございますから、そのことについて一言申し添えさせていただけたらありがたいなと、微力ながら、また再任をいただきましたので、いろいろ御指導いただく中において、最善を尽くしてまいりたいと思いますので、どうぞまたよろしくお願いをしたいと思います。 それではまず、第1番目の国民健康保険制度の関係について、御答弁申し上げます。そして項目が多うございますから、順序正しく答弁ができるか、あるいはまた、漏れなくやれるかというのはちょっと心配もいたしておりますが、その時は再質問をいただきたいと思っておりますので、できるだけそういうことのないように努めていきますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 今回、国民保険制度が広域化しました。今度の制度改正において、平成27年4月の国民健康保険の基盤強化に関する国と地方の協議会において、国民基盤強化協議会において、今後さらに検討を進める事項の一つとして、子どもに係ります均等割保険料の軽減措置の導入や、地方単独事業に係ります国庫負担調整措置の見直しなどの地方からの提案について、引き続き議論していくこととするとされてございます。 また全国市長の会議では、本年6月、国民健康保険制度等に関する提言として、公費3,400億円の財政支援の継続実施、それから制度改正に伴います保険料が上昇する都市への激減緩和措置に必要な財源の確保や子どもの均等割保険料、税を軽減する支援策の創設等を、重点提言事項として採択され、全国各地、意見書の採択を行っているようであります。さらに全国知事会からも要望が出ているということでございます。 国民健康保険の均等割保険料は、国保加入者の1人1人に均等にかかるものでございます。30年度の均等割は、医療保険分が1万9,200円、後期高齢者支援分が7,400円となっておりまして、介護保険分が8,400円ですが、実際64歳までですので、子どもにはかかってございません。子どもの均等割軽減については、今後私どもとしては、国においても論議がつくられていくことと思いますので、本町も子育て支援の面からは検討していくと、こういうことでおっしゃいますことは、よく趣旨としては分かりますので、そのように判断を今残しているところでございます。 それから資格証、短期保険証交付はしないように求めるということでございます。これも私どもとしてそれにこしたことはないのですが、国民健康保険制度は釈迦に説法だと思いますが、国からの補助金と被保険者であります皆様の相互扶助で成り立っている社会保障制度でございます。したがいまして、保険税を納めていただけない方がおられますと、国民健康制度自体がなかなか厳しさに苦しみ、成り立たなくなってしまう恐れもございます。 綾町は被保険者の税負担の公平性・平等性を確保し、国民健康保険事業の適正化を図るために、滞納額に応じて資格証明書や1カ月、6カ月の短期被保険者証を交付していただいております。資格証明書を交付された世帯で、その世帯に18歳以下の被保険者がおられる場合は通常の被保険者証を交付し、いつでも病院受診ができる状況といたしております。また、医療を受ける必要が生じ、病院等に対する一時的な支払いが困難である旨の申し出があった場合は、緊急的な措置として短期被保険者証を交付することもできるとしておりますので、納税の相談とあわせまして対応させていただいておるところでございます。 国民健康保険制度の平等性から、滞納世帯とならないよう納税相談を進めるとともに、生活に負担が重くかからないよう分納──つまり通常今10期でございますが、これを12回で行ったり、町県民税が未申告のための軽減が保留となっている世帯への申告の案内、離職者等への所得割の軽減を行うなど、税負担の軽減も可能な限り対応させていただいております。 以上のことにより、資格証明書、短期被保険者証の交付につきましては、私どもとしては最善を尽くしているつもりございますが、そういうことの理解をいただきたいと思っているわけでございます。交付基準につきましては、国・県からの金額の基準は示されておりませんが、審査をする上で5万円以上、30万円以上の基準を設けさせていただいておるところでございます。 次に基金のこの全額取り崩し、法定外繰り入れを実施する考えはないかということであります。まず基金の取り崩しでございますが、平成30年度は基金から2,000万円と、平成29年度の繰り越し予定額から2,000万円、合わせて4,000万円を財源として投入することで、保険税の引き下げを行うことといたしております。広域化によりまして、県が市町村ごとの医療費水準や所得水準に応じた国保事業の納付金、保険税負担の額を決定し、あわせて参考となる市町村ごとの標準保険税率をもとに町が保険税率を算定することとなっておりますが、国保事業納付金額は、医療費水準や所得水準によって算定されますので、医療費の高騰や所得の低迷など、不測の事態に備えて、基金の全額取り崩しは現在検討いたしておりません。 また、法定外繰り入れにつきましても、国保の被保険者以外の方のお金を使うことになりまして、受益者負担の基本原則から外れてしまいますので、安易に行うべきではないと考えております。また、広域化に伴います法定外繰り入れや赤字財政解消など、国として注視しているところでもありますので、県や町の法定外繰り入れを検討する前に、保健活動の充実により医療費の抑制と町民の皆様方の健康づくりの啓発、収納率の向上を図り、被保険者である町民の負担軽減に努めてまいりたいと、このように考えておりまして、今のところこのような考え方に立ち及んでおるところでございます。 それから広域化になりまして、努力者支援制度の対象評価を明らかにしてほしいということでございます。平成29年度の保険者努力支援制度につきましては、交付額が238万5,000円となっております。県内における順位や評価は公表されておりませんので、点数配分につきましては割合の高い順に、1番目が重症化予防の取り組み、収納率の向上、それから個人へのインセンティブの提供、つまりそういう面に対して奨励金として確保されておると、そういう提供がしっかりされているか。それから特定健診受診者の保健事業、それから後発医薬品の使用割合、データヘルス計画の取り組みと、それからがん検診受診率、医療費通知、地域包括ケアの推進などとなっておりまして、これが全体的には580点が満点ということになっております。 自己採点では、綾町の傾向としまして、得点配分の高い糖尿病等の重症化予防、それから特定健診の受診率の指導実施率、配分の低いところでもがん検診、データヘルス計画の取り組みなど、保険事業においては高い点数を獲得しているということであります。一方、個人のインセンティブ提供や、収納率向上の取り組みにおいても、まだ改善の努力が必要かと、このように感じてはおります。 平成30年度の保険者努力支援制度において、点数配分はさらに高くなり、市町村ごとの開きが広がると予想されますので、新たに適正かつ健全な事業運営の実施状況が盛り込まれております。この新たな適正かつ健全な事業運営の状況では、所得未申告者や居所不明者の調査といった適正化事業、それから保険税収納率の確保向上、それからレセプト点検の充実強化や、一部負担金の適切な運営といった納付の適正化事業など、保険者の事務細則や要綱の整備などを問うものでございます。 これらの取り扱いや基準などにつきましては、未整備の部門も整えるということはもちろんでございますが、現在運用されている部分につきましては、被保険者の皆様の相談内容や生活の実態に即したものになるよう、今後も検討を重ねてまいりたい、このように思っております。 それから重度障がい者の医療費助成の現物支給に求めるということでございますが、助成につきましては、平成18年度より費用の負担の大きい入院に係る医療につきましては現物給付をしてございます。外来診療のみ償還払いとなっております。この現物給付につきましては、国保連や支払基金、医師会、薬剤師協会等々、調整が必要となると思われます。また電算システムの改修費、レセプトの管理手数料等の新たな経費の増加が想定され、綾町単独での実施は厳しい状況でございます。今後、外来診察時の償還払いにつきましては、県、近隣市町村の動向を踏まえながら検討するとともに、申請につきましては郵送や施設等の代行による申請を受け付けるなど、現在も行っていますが、今後とも申請者の負担軽減に努めてまいりたいと、このように思っております。 それでは、次の質問にお答えしたいと思います。まず就学援助の入学支度金の今年度の支給日、金額、支給人数について報告いたします。まず就学援助、入学支度金の今年度の支給日、金額、支給人数につきましては、小中学校別に説明しますと、支給日は6月21日でございます。小学校の就学援助の支給金額は合計で48万5,100円でございます。支給人数は63人でございまして、4、5月分給食費でございます。それから中学校の就学援助の支給金額は合計で24万800円で、支給人数は28名でございます。これも4、5月の給食費でございます。 小学校の入学支度金の支給金額は、合計で44万6,600円で、支給人数は11名でございます。中学校の入学支度金の支給金額は合計で47万4,000円で、支給人数は10名でございます。こういう状況になっていることを、報告を申し上げたいと思います。 次に、混合名簿の採用について、学校における男女混合名簿、いわゆる姓で分けない名簿については、男女共同参画の意識を高めたり、性的マイノリティーの児童・生徒に配慮したりする手だての一つであるとは認識いたしております。ただ混合名簿の利用には、2点ほどの懸案事項が挙げられます。一つは災害発生時の児童・生徒の効率的な安全確認等に時間を要することでございます。二つ目は、学級編成で男女比を考慮する場合や、身体計測、スポーツテスト等の男女別に事務処理が求められる場合等は、男女別の名簿を作成し直す煩雑さが出てくるのではないかということでございます。 宮崎県内の公立小中学校の混合名簿の平成30年度の使用状況は、小学校では235校中146校の62.1%ということで聞いてございます。中学校では126校中51校で40.5%であります。このような状況であることを小中学校校長へ周知し、今協議をされているところでございます。 県教育委員会は、男女平等の意識を高めたい、性的マイノリティーの児童・生徒の配慮をしたりする人権教育の管理職研修を、毎年行っておりまして、小中学校においても研修を行っております。今後も性的マイノリティーの課題を含めた個性の尊重等に関する意識、理解を深め、その結果として学校が職員の共通認識のもと、主体的に混合名簿を導入することは望ましいと、このように思っていますので、私たちとしては学校が職員の共通認識のもとで、主体的に検討していただくと、こういうふうに捉えておるわけでございます。 それから次に、育英会入学支度金の借り入れ申し込みの件数について報告申し上げます。育英会入学支度金の借り入れ申し込みについて説明いたしますが、小中学校入学時の平成30年での育英会入学支度金の借り入れ申し込みはありませんでした。それから高校生・大学生対象の進学支度金の借り入れ申し込みは、延べ9件であります。平成29年から開始してございますが、平成30年度の進学支度金の借り入れは3件ございました。 それから育英会に高校生への交通費の借り入れの申し込みは何件あったかということでありますが、これまでの何件の貸しがあるかを報告してくださいということございますが、育英会に高校生の交通費借り入れの申し込みについて説明いたしますと、平成30年度に高校生の交通費借り入れ申し込みは2件でございます。平成26年から平成30年を延べいたしますと18件と、こういうことになってございます。 今年度の就学援助の申し込み数の認定者数を報告についてでございますが、今度の修学援助の申し込み数、認定数については、小学校申し込みは70件のうち、認定が67件、中学校で申し込み29件のうち、認定が29件であります。6月に追加で小学校の申し込み1件、認定1件ということであります。 それから学校の給食の無料化が進んでいる、見解を問うということでございます。要保護・要保護以外の経済的理由によって、就学困難とみられる児童・生徒は、学校給食は無料でありますことは御案内のとおりでございますが、それ以外の児童・生徒は有料、つまり小学校は月額3,850円、中学校は月額4,300円であります。平成29年度給食費の補助等に関する県内市町村の状況の調査では、全額補助は諸塚村の1村のみでございます。これは平成19年からやっているようでございます。 綾町は地産地消による給食費の補助は小学校まで、今まで123万8,000円、中学校では65万5,000円の補助を行っていております。学校給食費の無料化については、県内の状況を参考にしながら、これは研究し、検討もしてまいりたいとは思っておるところでございます。 それから御指摘をされておりますが、学校給食民間委託の現在までの保護者に対する説明でございます。 学校給食の民間委託につきましては、ここ数年にわたり保健所の給食室立入検査にて、衛生面に関する指摘事項も重なっていたり、調理員の確保が難しく十分な給食が児童生徒に提供できなくなるんではないかということと、安心・安全の面から毎年度課題が生じておりました。小中学校の児童生徒及び管理職を含め、関係職員にこれまでのようにご迷惑をおかけしないためにも、これまでの小中学校と幾度となく解決に向けての協議を行い、安定した調理業務の継続と徹底した衛生管理の2点について、外部への委託は効果的であるという私はそういう結論をいたしましたので、このところは昨年末というふうに議会の皆さんに御理解をいただきまして、予算化させていただきました。 6月8日には、保護者に対して文書で案内を差し上げたということでございます。今回の外部委託につきましては、教育委員会側の認識として調理及び調理場の衛生管理のみの委託であり、それ以外の業務につきましては、これまでどおり学校と教育委員会が行うため、一部分の変更という認識で6月の御案内となったと聞いてございます。 しかしながら、本来であれば議会へのご理解があられる時点で、速やかに各学校の保護者に対し、周知するべきであったと考えておりますが、遅れて申しわけなかったと思っております。今後は、保護者の皆様に今回のような御心配をかけることとのないように、教育委員会との連携を密にしながら、町民の目線で施設の的確な運営を図ってまいりたいと。 先ほど冒頭にも、いろいろ指摘を受けました。私どもとしては、しっかりこのことについては、学校現場との話し合いを教育委員会としては詰めておるという前提の中で、またそういう予算要求もございまして、私も学校には数回となく行きましたが、もうその中でしっかりのコンセンサスがとれておるという前提の中で取り組んでおるところでございます。 まだまだそういう面で橋本議員さんから指摘がありましたように、もっと細部にわたって、しっかり把握すべきじゃないかという御指摘については、真摯に受けとめてこれから努力をしてまいりたいと思っている次第でございます。 それから、指名委託業者については、指名を4社させていただきました。 プレゼンテーションをしてもらったんですが、1社が辞退したため3社の内業者委託でこれはまだ決定をしてございません。これからしっかり精査した上で決める予定でございます。 それから、カーテンの選択など、学校整備の関係についていろいろ御指摘がございました。校舎の清掃、カーテンの洗濯など学校環境整備については、校舎の清掃は児童生徒、先生方の昼の清掃を行っておるということをお聞きしております。カーテンの洗濯は、毎年予算を組んで、全教室の3分の1ずつ洗濯しているということでございますが、また、PTAによる環境美化事業で年に2回、5月と9月に校内の環境整備を行っています。 さらに、業者による環境整備も行ってございまして、学校環境整備と美化活動により小中学校内はきれいに保つことは重要でございますから、指摘を受けたこと等については、もう1回学校現場と教育委員会がしっかり検討した上で、また必要でありますならば、このことは大事なことでございますから、前向きに検討しなければいかんと思っている次第でございます。 それから、これをちょっと通告がございましたが、学校のトイレの和と洋の数の報告をちょっとあわせて申し上げますが、学校のトイレの和式、洋式の数については、小学校は和式がまだ24ございます。洋式が33、中学校では和式が6で、洋式が45でございます。 これは31年度以降も、和式から洋式へ順次改善をしていけるよう、計画をしてまいりたいとこのように考えておる次第でございます。 それから、学校のボランティアについてでございますが、学校のボランティアは29年度から取り組んでいる事業でございます。 学校活動の特色といたしまして、できる人が、できるときに、できることを支援いたします。 人から強制されるのではなく、自発的な意思に基づいて行われます。先生や子どもも一緒に活動し、学校をよりよくしていく活動でございます。 ボランティア自身の経験や専門性を生かす活動でございます。 地域コミュニティを活性化する一つの方法でございます。 この5つが活動の特色でございます。5月末現在では59人が登録されています。支援団体での会合や広報など呼びかけましたが、この活動の内容がうまく理解していなかったために、まだ少ない状況ですが、目標といたしましては100人程度の登録を目指しているということでございます。 主な活動の実績といたしまして、29年度はボランティア6人が6年生の図画工作の授業に行って、1組と2組に続けて、午前中4時間サポートしたという報告を受けております。30年度は5月に4年生の椎屋発電所見学に交通安全を見守る人として3人が同行されました。 また、6月には2年生に花植えに3人の方がサポートをいただいております。ボランティア活動の四原則、これは平成4年度生涯学習審議会答申であります自発的自発性の原則、この自発性の原則は協議会の他人から強制されるのではなく、自発的な意思に基づくものであるという原則でございます。 それから、公共性の原則は、社会や公共の福祉に役立つべきであるという原則、無償性の原則、金銭的な報酬など、物理的な利益を期待せず無償ということであるという原則、先駆性の原則は社会の発展や開発をリードする先駆的な活動であるという原則に基づきまして、活動をお願いしてございます。 登録の手続は、学校支援ボランティア登録用紙に記入にいただき、教育委員会、学校支援センターに提出していただくことになります。あとは学校からの要請により、その活動がそのときにできる方を事務局であります学校支援センターにさらに協力をお願いすることになります。この活動は学校運営の全てをボランティアでまかない、学校の運営経費を削減する目的ではなく、また学校運営は保護者と学校、職員だけのものではありません。 この活動は、地域の方々が学校運営に関心を持ち、かかわることにより地域を根ざした学校となるよう地域の方も一緒に学校生活に協働し、子どもの地域の方々、学校との地域の絆づくりが目的でございます。 将来、綾町を担ってくれる子どもたちを地域で大切に育むにために、この活動にご理解をいただきたいと、そのようなことで、このようなことでお願いがしてございます。 それから前後するかもしれませんが、関西の地震でブロックが壊れて、あのような本当に酷い死亡者が子どもに出たというのは残念でございます。 平成24年、全国で登下校の児童生徒が死傷する事故が相次いで発生したことから、小学校の通学において関係機関と連携して緊急合同点検を実施し、必要な対策内容についても、関係機関で協議してきました。 通学路の安全確保に向けた取り組みを行うため、関係機関の連携体制を構築し、綾町通学路交通安全プログラムを策定しました。本プログラムに基づき、関係機関が連携して、児童生徒が安全に通学できるよう通学路の安全確保を図っています。通学路安全推進会議を設置し、毎年、推進会議を実施して、点検結果や対策内容をとりまとめ、ホームページで公表してございます。 今回の事故により、町内の通学路について、建設課、教育委員会、小学校によるブロック塀の設置箇所の確認を行ったところでございます。 また、今月の月報の班回覧用チラシを配布しておりまして、町民の皆様に周知をいたしているところでございます。今後、関係機関と協議し、安全確保に努めてまいりたいと思います。 平成29年度綾町通学路安全推進会議は平成30年2月22日に実施してございます。 関係機関としては、高岡土木事務所、高岡警察署、町民生活課、建設課、綾小学校、教育総務課、こういうことで行っておることを報告を申し上げたいと思います。 次に、プールの事故防止のこと等についてでありますが、消費者安全調査委員会のアンケートについてでありますが、消費者安全調査委員会のアンケートについては、平成23年に神奈川県内の幼稚園で発生したプール事故後に、教育保育施設等における事故防止及び事故発生時における対応のための取り組みを示すため、平成29年7月、8月に全国の幼稚園、保育所等からの対象施設を無作為に抽出して行ったアンケート調査であります。 全国では、園長5,000人、保育士1万人を対象に調査されたようですが、本町では、公立、私立とも対象ではなかったと思われます。現在、保育所、幼稚園でプール活動・水遊びを行う場合、水の外から監視する職員、水の中から監視する職員を配置し、事故が発生しないように行っております。 監視する職員は心肺蘇生をはじめとした応急手当等ができるような講習も受けております。今後も引き続き、子どもの安全のため職員のスキルアップに努めてまいりたいと、このように考えております。 長くなりますが、恐縮ですが、もう暫く御理解をいただきたいと思います。 今度は、ごみの収集の関係でございます。 住民間のトラブルの原因となるごみ収集の現状をどうお把握しているのかというお尋ねでございますが、この件につきましては、ある班の規約の中に、班未加入者に対する清掃管理協力金の徴収が追加されておりますが、この規約に疑問を持つ方などから、ごみ収集の改善要望が上がってきているというものでございます。 この班や他の一部の地区では、分別の悪い未回収のごみ袋を減らすために、ごみ袋に記名をして出すことになっておりまして、このことで、未回収のごみ袋は、ある程度減少したようでございます。 しかし、平成25年に設定した綾町ごみ集積所管理規定には、集積所利用時の責務として、公民館が集積所の清掃等を行う場合、未加入者は公民館に協力しなければならないとされております。 ところが、実際の清掃を行う班の加入者がほとんどであったこと等も、このような規約制定につながったものと考えております。 しかしながら、記名をして出すことに疑問を抱いている人や、清掃管理協力金の是非を問う声、指定ごみ袋の撤廃、収集回数の増加、それから集積場所の問題点など、廃産物行政に関してさまざまなご意見をちょうだいしていることも承知をいただいております。 このような問題の解決策として、今後の取り組みついてでございますが、これはごみ収集を自治公民館に過度に負担させている現状を改めるよう求める。ごみ集積場所はどこに決めるのか。この質問にも関連しておりますので、あわせてお答えさせていただきますが、現在の管理規程では、ごみ集積場所は自治公民館に選定をいただき、車両の侵入が可能かどうかを町が判断して決定するということにしております。 しかし、このような集積所方式が住民間のトラブルを招き、なおかつ、集積場所や選定の清掃等で自治公民館に過度な負担が強いられるようであれば改めなければならないと思っております。 その改善策の一つとして、各世帯の前で収集を行う戸別収集方式と集積所方式の併用を検討してございます。この方法を採用することで、高齢者のごみ出しの際の負担軽減が図れるとともに、高齢者の事故防止にもつながり、さらには公民館役員の負担も少しは軽減されるのではないかと考えております。 県内で戸別収集方式と集積所方式を併用して行っている自治体が、4市町村ございます。宮崎市、隣の国富町、高鍋町、西米良村でございます。 ただし、戸別収集となると現在の直営方式では、無理がございますので、他の自治体同様、民間委託の方法も取らざるを得ないと考えておりますが、当然、そうなってきますと費用負担も今以上にかかってくると予想されるますので、エコクリーンプラザみやざきの搬入手数料の徴収も視野に入れて、総合的に検討していかなければいけないと考えておるところでございます。 また、町民の皆さんが適正に分別を行っていただいたお陰で、これは平成29年度のリサイクル収入が410万円程度ございました。売電収入を含めますと約700万円ございます。 今後、この収入の一部を公民館で管理していただいている集積所の管理費用として還元することも検討し、分別意識の向上につなげていければと思っておるところでございます。 住んでよし・食べてよし・環境よしの心身の健康増進!親子三世代で暮らせる町民の幸福度向上120%を目指すためにも、最大限の努力をしてまいりたいと考えております。 昨年の9月議会の答弁と重複いたしましたが、エコクリーンプラザの運営体制が変更になります平成33年度まで高齢化社会が抱える問題等を踏まえ、改善に取り組んでまいりたいと、このように考えているところでございます。 長くなりましたが、最後に中川原住宅の関係でトイレ改修にどう取り組むのかということであります。 中川原住宅の生活環境を改善についてのご質問は、中川原町営住宅は、これは昭和46年から48年にかけて13棟42戸を整備し、45年から47年経過し老朽が進んでおります。 御案内のとおり、中川原住宅は低家賃、3,500円から7,400円でございます。こういった住宅への要望も多く、現在41世帯、65名が居住されてございます。建物が古いこともあり、年間を通して修繕を含めた環境改善の要望が寄せられております。 対応にあたっては、連絡を受ければ、その都度現場に出向きまして、内容を確認しスピード感を持った対応を行っておるところでございます。まずは、対応した内容、結果は全て復命され、予算の範囲で改善できるところは改善に努めております。今後も居住されている皆さんに寄り添った対応をしてまいりたいと思っているわけでございます。 そのようなことで、この中川原住宅はまだこのトイレ改修について、なかなか一方では難しい面もございまして、負担が多くなっていくとまた大変だな。かと言って、それをやっぱり時代の流れの中で取り組まなければいかんということも承知をいたしておりますので、あそこ全体を一つの農業集落排水のような集合的な合併処理浄化槽をしたときどうなるのかということも、検討を再三しているんですが、まだ結論を見出してございません。 そこら辺も含めた中で、言われることについて、私どもは後ろ向きではございませんが、トイレ改修について、また居住者の皆様方と話し合いを通じながら、改善の努力は努めていきたいと、このように考えています。 以上で、登壇しての御答弁にかえさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(日高幸一君) ここで暫時休憩いたします。 午後は1時半から開会いたします。(休憩午後0時14分)………………………………………………………………………………(再開午後1時30分) ○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 答弁といたしまして、教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 学校給食の民間委託について、現在、保護者に対して説明をしていない理由について、教育委員会の立場でお答えしたいと思います。 このことにつきましては、もう3年前から2年半ですか、学校から委託をしてほしいという趣旨の要望が何度も上がっております。学校とは再三、何回もその協議を進めていく中で今日に至っております。そういった意味で学校とPTA保護者とのその見解については、私は教育委員会としては全く同じものだというふうに認識しておりました。それと学校のほうにもいろんな機会を通じて今回の委託については保護者に説明をするようにお願いはしてあったところでありますが、先ほど町長の答弁にもありましたように、一部の変更であって全面的に全て委託するということではないので、そういった認識が学校側にあったということで、特別保護者に対して説明をしなかったということで、その件については学校側ももうちょっとしっかりとした保護者に対して連携と説明をすればよかったということで報告を受けております。私たち教育委員会におきましても、そういったことについて一つ一つ確認をしてこなかったことが、今回このように迷惑をかけている状況もありますので、これからは必要があれば保護者との連携というか説明会を含めて説明をしていきたいというふうに思っております。 それと学校ボランティアの研修会の開催はということですが、30年度は8月に学校ボランティアの先進地であります都城市の社会教育委員を講師に招いて講習会を実施する予定にしております。その日に一緒にボランティア登録者や保護者を案内するか、または別の日程で行うかについては、現在検討しているところであります。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 再質問はありませんか。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 持ち時間が余りないということなので、質問はすごく早く言います。答弁はゆっくりお願いしてもいいかもしれません。 まず国保税、国保制度の関係です。 先ほど町長が知事会のことも紹介されたんですけど、全国知事会も子どもの均等割の減免については要望しているという資料を私も手にしております。前田町長の大概の姿勢、新しいことの取り組みのときの姿勢は、宮崎市、国富町、近隣の町村の動向を見てとか県の動向も見てということをよくおっしゃるんですけれども、もう既に取り組んでいるところは全国にございますので、日本一の福祉を目指す町としては、県や近隣市町村の動向というよりも、住民主体で考えていただけたらなと思っております。 それから、資格証と短期保険証の交付については、基準は国・県からの基準を示しているということで、私は国と県と国民健康保険法なども読みましたけど、綾のようなその金額の5万円と30万円の滞納額を基準にしているという資料を見つけたことがありません。ぜひ資料を提出していただきたいと思っています。そういう基準が示されているということであれば、見せていただきたい。 それから、すみません、山のように資料を用意してしまっているので、今回、広域化に伴って県のほうが基準、資格者証と短期保険証の交付に関する基準というか要綱というものをつくっております。私はその要綱も県からもらいました。その要綱の中にも5万円とか30万円とかという基準は出てきません。県のほうから資料をいただいたので、県の担当の職員にもお電話をさせていただきました。平成30年○月○日施行というふうに書いている書類なんですが、平成30年の3月に宮崎県市町村国保広域化等連携会議資格管理賦課徴収部会というところが出されている、標準的な国民健康保険税滞納世帯に関する措置の実施要綱というのをいただきました。一番最後にこの要綱は平成30年○月○日から施行するということで出しているそうです。何月何日にするかは各自治体で決めてほしいけれども、できるだけこの要綱と同じようにやってほしいという指導をさせていただいておりますということでした。このことについて綾町がどのように認識してどう取り組む予定なのか伺いたいと思います。要求しました資料は、できるだけ議会中に提出をしてください。 それから法定外繰り入れのことなんですけれども、国は法定外繰り入れは減らせということを言っているのは知っておりますけれども、国もきちんと繰り入れていい、一般会計からの繰り入れをしていい項目と、してはいけない項目というのはちゃんと分けています。先ほど町長が言われたように、赤字決算を補填するための目的の法定外繰り入れは改善しろとやめるようにとなっています。しかし保険料の減免に充てるための一般会計繰り入れ、地方単独事業の医療給付費波及増等などに対応するもの、保険事業費の充実のために充てるもの、診療所を持っているところは直営診療所施設に充てるためのもの、納税徴収金と基金積立返済金その他というふうに書いて、それは繰り入れていても余り強く指導はしないという程度だとは思いますが、こういうふうに厚労省の情報の中にあります。町長はよく公平公正をということで、ほかの保険に入っている方との公平公正を壊すという認識なんでしょうか、保つためには一般会計繰り入れはできない方針であるということをよく示されます。いつも言いますけれども、ほかの協会健保の方々も皆さん退職した後は国保に入られます。国保の被保険者がそうした方が入ることを拒否することはできない制度となっておりますので、いずれ皆さん、そこで自分の医療制度はそこに入ってくるわけですから、そこの公平公正というところを、一般会計繰り入れをできないんだという認識であれば、それは当然改めていただく以外にはもう改善する方法はないということです。一般会計繰り入れは全国で本当に多くの自治体がやっておりますので、ぜひ考えを改めていただきたいと思っております。 それから、努力者支援制度につきましては、一つ一つの点数の積み上げがなければ自治体として努力できないと思うんですね。努力しようがない。満点のところを一所懸命努力する必要はなくて、満点にならないところを努力していかないといけないわけですから、これはきちんと国に要望してほしいと思っております。点数の細かいことでいいますと、さっきの、私、すみません、滞納にやたらこだわりたいので、保険料の徴収対策状況ということの中に、短期証を交付する際に納付相談などの機会を設ける方針を定めているかというのが3点です。資格証明書については、保険料を納付できない特別な事情の有無を十分に調査した上で交付するよう方針を定めているか、これが定めていると3点です。1年以上の滞納者に対しては必ず財産調査を行うようにして定めているか、これも3点です。だから定めていないと点数にならないんですけど、綾町は定めているでしょうか。伺います。 どれを言ったら時間内にやれるかが非常に心配です。 重度障がい者の外来の現物支給につきまして、入院は現物支給しているという答弁いただきました。これは国が基準を決めているのでできることにはなっています。これまで子どもの医療費の無料化を求めたときも、医師会や国保連合会との打ち合わせに時間を要するのでということで先延ばしにされてきた事実もございます。入院ができているんですから、子どもの医療費の無料化もできたんですから、私はその気になればできると思っておりますので、ぜひ外来についても取り組んでほしいと思っております。先ほど町長は答弁の中で郵送も受け付けていると言いました。綾町内にポスト何カ所ありますか。古屋の人はJA綾町に来なければポストはありません。そうした町民の生活状況も見ていただければ、これは現物支給にする以外に手だてはないものと思っております。いかがでしょうか。 それから、混合名簿についてです。教育長で結構です。学校長を教育委員会として指導するお考えはないのでしょうか。県は進めているわけですから、学校長に権限があるというのは、私は責任逃れだと思っております。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員、一問一答になっていますので。 ◆議員(橋本由里君) ごめんなさい。 ○議長(日高幸一君) 一旦ちょっとまた混合名簿のほうは2番目の質問でお願いいたします。 ◆議員(橋本由里君) はい、分かりました。 ○議長(日高幸一君) そこで切っていただいてお願いします。 町長。 ◎町長(前田穰君) それでは再質問に対するお答えをします。 子どもの均等割のこの軽減については、先ほども報告申し上げましたとおり、私どもとしては可能な限りということで、近隣の状況も見ていくということを申し上げておるんですけど、私たちとしてもやっぱり健全な保険運営をしていくという面でそのようなこともしっかり果たしながら、一方ではこの均等割の軽減というのが必要になってくるということも、これは私ども、子育てしやすい環境の中から十分検討する余地があるということは考えておりますので、今後、先ほど申し上げますように、いろんな状況の今要請活動をしている中で、その辺がどこ辺まで対応ができていくのかというのも見定めながら最終的に検討してみたいとこのように考えております。 それから、資格証、短期保険証の基準は、先ほど私は国・県の基準はないということで、我々が一つの方向としてこのような基準のもとに取り組まさせていただいておるということでございますので、そのように、特にこの18歳以下の方々については保険証は交付しているという方がいらっしゃるということでございます。そのような面を含めまして、先ほど、ちょっと前後しますけども、公平公正ということは私たちとしてはやっぱりこの保険税の仕組みその他を考えるときに、可能な限り努力をいただいて保険税を納めていただくということでお願いがしてございますので、そういう面では被保険者みんなやっぱり平等な扱いをすべきだという前提の中で、先ほどの基準を一応私どもとして設けてそのようなことのお願いをしておるわけでございまして、万が一そういうことで保険証が必要なときにこれを拒否したことはございませんので、そういう形の中で税収の確保ということも含めながら、公平公正の対応というのを私どもとしてはそういう気持ちの中でこのような基準を設けた取り組み等々させていただいております。できるだけ命に関わることでありますから、よほどのことがない限り、今まで資格証なり短期保険証なりそういうものを出さなかったことはございませんので、そういう理解をいただきながらみんな努力をしてもらうとこういうことが必要だということで考えておるところでございます。 それから法定繰り入れの関係についても、再三再四おっしゃいますけども、私どもとして今やっぱりこの国民健康保険制度の意義というものを目的というものをしっかり考えながら今取り組まさせていただいております。そういう面ではみんなのやっぱりこの関係者も含め、そして被保険者も含め、いろんな形の中の努力はして今こういう形で保険税の軽減も今度はやっていこうとこういう取り組み等でもしておりますので、ただ病気というのは、いつどんなときどのように動くかわからないことの備えもしておかなきゃいかんということの考え方に基づいて、ただ、今県内においても法定繰り入れ今している自治体もございますし、可能な限りやっぱり保険者として、今度県が加入したからといって、あるいは保険者としての加入ということで保険者になったわけではございませんので、あくまでもやっぱりお互い保険者という面で財政基盤というのを強化するという面が進む大きな目的であるわけでありますから、そんなことも踏まえながら取り組んでおるということも御理解をいただきたいと思います。 それから努力支援制度というのが、これについてはもう具体的に国にしっかり要望するということは取り組んでいかなきゃいかんとこのように考えておる次第でございます。これは強くまた国民健康保険強化大会等もございます。その際の陳情要望についてもしっかり取り組んでまいりたいと思っております。 それから、あと具体的なことについては課長に答弁をさせますが、重度障がい者のこの現物支給という給付というのについては、私どもとしては外来だけがこのような形になってございます。やっぱりいろいろこのことについても前向きに検討をということでございますが、私たちとしてできるだけこのような関係者に支障が生じないような形で努力をしていくということで、今のところ現物支給を全てやるということは、ちょっと今現況として、そこ辺はやっぱり広域医療圏の中にもあるし、隣接の関係もあるし、そこら辺と十分協議をした上で将来に備えたいと、このように考えておりますことを御理解をいただきたいと思います。 以上であります。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(森園由美子君) 先ほどの保険者努力支援制度のところでの短期証を交付する際に納付相談等の機会を設ける方針を定めているかとか、資格者証についての保険料納付できない場合の協議した上で交付するようにという案件については、綾町国民健康保険税滞納世帯対策事務処理要綱の中に保険者証の有効期限ということの中で納付誓約の履行、生活状況及び交付日時について適宜協議して決めるということでしておりますので、この中でも相談は納税者と納付相談とかは行っていると捉えていると思っております。しかし1年以上の長期滞納者についてということでお尋ねがございましたが、そのことについての財産調査を行う方針については、別段の記載は設けていないと思っております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 大変失礼しました。すみません。時間だけ気になっていて。 町長にその資格者証の交付の基準ですけれども、今回、3月付で県から来ている要綱について、綾町は実施をする、今のところあくまでも金額での基準でやっていくという方針かどうか確認したいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) 今でもそういう思いの中で捉えておるところでございます。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(森園由美子君) 交付基準の金額につきましては、以前からこの交付要綱を定める前から、判定の基準としまして下限のほうを5万円、短期者証の下限を5万円、上限のほうを30万円を基準に判定をさせていただいております。基準があったほうが判断がしやすい、けど金額によって完全に線引きしているわけではなく、その方の状況については個々に協議をさせていただいて保険証の期間を定めさせていただいております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) そのこと自体は金額で定めていること自体は、法とか要綱とかに触れることにはならないという認識だと確認していいでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(森園由美子君) 触れるところではないと考えております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 努力者支援につきましては、またぜひ県のほうに綾町がどこをどう努力すべきなのかということを明確にするためにも求めていただきたいと思っております。 障がい者の医療費現物につきましても、引き続き、先ほど言いました、町民が簡単にポストに投函できるような環境にもう綾町がありませんので、ぜひ検討を求めたいと思っております。 次に教育関係について伺います。 混合名簿、性で分けない名簿についてですけれども、先ほど言いかけましたが、学校長を教育委員会として指導するお考えはないかどうか伺います。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 混合名簿につきましては、今のところ教育委員会としては校長に対してそういった指導をする予定はありません。基本的に法的にやっぱり誤りがあるとか、あるいは子どもたちに極端な問題課題が生じている状況等あれば、今後、学校のほうに教育委員会としてきちっとした指導をしていく予定でいますが、現在のところ、学校とそういう協議を重ねている中では具体的にそういう事例は出てきておりません。 また、混合名簿についても、何度も学校側と協議をしてきております。そういう中でやっぱり今の現段階では学校としてはまだ早いんじゃないかということで考えているようでありまして、今のところは、先ほど町長の答弁にあったとおり、学校と協議を進めながら今後どうやっていくかについて、今協議を進めているところであります。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 綾町にも性で分けない名簿の導入を求めている方々がいらっしゃいますので、今後その方々が、今は早いということの答弁でしたけれども、早く実現してほしいという思いがあってそういう運動をされている方がお願いするとすれば、教育委員会ではなく学校の現場に伺ったほうがいいということでいいですか。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) まずは教育委員会のほうでそのことについては承りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) いや、指導するお考えがないところに伺ってもしようがないと思うんですよね。例えば国富町の3月議会での教育長の答弁を紹介させていただきますと、簡潔にしていますので実際言われたことと多少言葉の違いはあるかもしれません。宮崎県教育委員会では、性で分けない男女混合名簿の活用を推進しています。テストや身体測定などで男子女子に分ける必要があるため、二重名簿となる部分、事務的作業問題もありますが、乗り越えることはできると考えていますというふうに答弁されているんですね。県が進めていることですし、一方では男女共同参画社会を目指して綾町でも条例をつくっているので、せめてこの程度の姿勢にはなってほしいと思っておりますが、教育長の考え方が分かりましたので、もう答弁は結構です。 それから、学校の給食の無料化についてです。綾町は公会計でやっていますでしょうか。私会計でやっていますでしょうか。お答えをお願いします。 議長、時間もなくなるので……。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 要するに給食費の管理を教育委員会がやっているか、校長名義でやっているかということですけども。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 学校長の権限のもとに学校のほうで管理しております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 今はそういうところがだんだん減ってきているんですね。綾町もそうですけど、給食費は今保護者が集めていると思います。保護者の方々、綾町が納税制度から今の制度になった大きな原因の私は一つだと思っているんですけれども、地域の皆さんの税金を何十万円単位で納税組合長が抱えなきゃいけなかったんですね。一日で一気に集まればその銀行に持っていけるんですけれども、何日もかけて集めるもんですから、私の地域でもそのお金預かっていることが非常に負担だということが寄せられまして、そうした声が積み重なって納税組合制度がなくなったと思います。聞くところによりますと、大きな地域だと七、八十万円のお金を抱えなければいけないという現状があります。これを公会計に改めれば教育委員会の、教育長になるのかどうか分かりませんが、管理がそちらに移ると。今そういう意味では保護者の負担が非常に大きくなっています。学校給食費が一気に無料になればそうした問題は一気に解決されるわけですが、地域によっては半額補助だったり、第2子目からが半額だったりしておりますので、綾町もそうした保護者負担についても十分考えていただいて、今の現時点ではとりあえず公会計に移していくという方向でやっていかなければ集まりにくい、私の地域でも以前使い込みの問題もございました。そういった罪つくりな制度だと私は思っておりますので、ぜひ改めてほしいと思っております。いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) そのことについては、昨年度から学校のほうと何度か協議しておりまして、銀行振り込み等も含めて今後実施できないか、PTAのほうともまた検討しながらいろんな協議しながら検討していきたいというふうに考えております。
    ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) ぜひ無料化についても含めまして考えていただきたいと思っております。 次に、学校給食の民間委託についてです。 午前中の松浦議員の質問、また答弁をお聞きいたしまして、私は非常に十分な協議はされていると確認できませんでした。先ほども申し上げましたが、私、町長も本当にどこかで答弁しなきゃって思われて答弁されたんだと思います。私はこの学校教育の民間委託というのは、先ほど教育長は、学校は一部の変更だと思っていたので説明をする機会を設けなかったと、責任が学校側にあるかのように答弁されました。学校側が十分説明をしてくれればよかったというような答弁だったと思いますけれども、今回、保護者の方から陳情が出ることになりまして、ぜひ教育委員会にも行政のほうにも同じものを出されるほうがいいですよというふうに私が提案いたしました。それで出したわけですけれども、日付が多分9日か10日だったと思います。そしたら8日付で子どもに、先ほど町長答弁されましたが、8日付で子供に配付されました。それは説明ではないですよね。報告です。余りにも日にちが近い、こちらが陳情の準備を保護者から相談を受けて始めた矢先の配付でしたから、どういうことだろうと思って教育委員会に伺いました。そしたら偶然ですということでしたけれども、学校側から文書を出してほしいと校長が言われたのか、説明会をしてほしいと言われたのか分かりませんけれども、それで8日付で配付されております。陳情書を出そうと思った保護者からもびっくりしたといって私のところにその文書を持っていらっしゃいましたのでコピーをさせていただきました。私3月議会でどうしてもこの民間委託については納得できない思いでおりましたので、教育委員会に文書の提出をお願いいたしました。2年前とか3年前から協議してきたと言いますけど、何の文書も残っておりません。議事録もありません。小学校の卒業式の日に森山教育委員がたまたま隣にお座りになりましたので、昨日で議会が終わりましたと報告いたしました。民間委託も決まりましたって言ったら、森山教育委員、初めて聞いたとおっしゃったんですよ。そんなことありますか。それで十分協議したって言われて今日みたいな話じゃないですか。幸いなことにまだ始まっておりません。町長の答弁によりますと、業者の委託先も今現在まだ決まっていないということですから、私はとりあえず陳情にあるように、一旦白紙撤回をして、どうしても民間委託をしないと綾町の給食がもう安全が守れないんだということを証明していただいて、来年度からもし開始しなければならなくなるんであれば、年度を変えて来年からにしていただきたいと思っております。これだけの問題がはらんでおりますので、教育委員会は学校が説明すればよかったと言うし、教育委員会は陳情が出る間際の1日前に生徒に報告を配ればいいなどというようなやり方は、決して民主的だとは思えませんので、ぜひそのように取り組んでいただきたいと思っております。いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) おっしゃいますことも私も理解はするものではございますけれども、先ほど申し上げましたように、松浦議員さんとの質疑でも申し上げましたが、答弁でも、やっぱりもう既にそのような形の予算措置もいただきましたし、議会でも賛成多数で議決もいただきました。ですから私たちはやっぱりそういう心配をされる方々に対して、できるだけ理解を求める対応というのを今後一生懸命するべきじゃないかと、町長も現場に行ってという。それはお互い役割分担がありますので、できるだけ私たちも、私はもう学校にもかなり行っていろいろ話し合いをしたりいろいろするんですが、当然、私たちは現場の意見を尊重するという面で、学校側としてはそういうことの懸念を常に抱いておったということで、私も非常にこれについては慎重に慎重を期したつもりではございますけども、しかし方向として、もうプレゼンテーションまでいただきました。あとは最終的に、しっかり今までいろいろありましたこと等もしっかり念頭に置いて最終的な委託先を決めていくと、こういう方針をぜひ御理解をいただきたい。私たちも可能な限り、今回、私も選挙をさせていただいて、いろんな御意見があるんだなともうそのことに対して真摯に受けとめて、しかし一定の方向が決まったものをもとに戻すということは、それは私もそのことについては御理解をいただいていかなきゃいかんという結論を持っているつもりでございますから、そういうふうに御理解をいただきたいと思っています。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 陳情に対する議員の皆さんの見解も示されることでしょうから、町長の答弁は答弁としてお聞きいたしますけれども、決して今回のやり方が民主的なやり方で進められたんじゃないということだけは明確になったと思っております。 地震の問題について伺います。 学校内の調査はされたようですけれども、通学路について、私は個人のことを申し上げて申しわけないとは思いつつ言わせていただきますけれども、坂田百貨店から入っていく道のブロック塀は、教育委員会は安全だと思っていらっしゃるのでしょうか、伺います。 ○議長(日高幸一君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(外山和宏君) それは宮永さんのところですか。昨日、建設課と小学校の高松校長先生と3人で現場を見ました。宮永さんのところは高さが1.7メートルほどありまして、長さが大体40メーターほど、ただもう古い物ですので、専門の技術者に一回見てもらわないとちょっと判断できないなという話が上がっております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 今のところそこ1カ所でしょうか、通学路としては。 ○議長(日高幸一君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(外山和宏君) 昨日は53カ所、延べ延長で733メートルほど確認しております。昨日は一応ブロック塀の設置場所の確認だけをとりあえずやるということで見て回ったところでございます。一番高い高さのところは宮永さんのところの1.7メートル、あとは1.2メートルとか1.3メートルとかいうところでございます。言われております2.2メートル以上のブロックは、今のところ存在しないというところでございます。 また、見落としがあるかもしれませんので、また再度、関係機関とも調査をしたいというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 地震から時間が経過しておりまして、私はこの質問通告するときに、もう既に調査が済んでいるものと思っておりましたが、委員会審査でもこのことをお聞きしても出なかったので、今日改めて通告もしておりましたからお聞きするところです。個人の塀ではありますけれども、みんなが誰が見たって傾いているというのはもう目視できますので、できるだけ早く対応策を講じていただきたいものだと思っております。答弁は結構です。 それから、ごみの関係ですけれども、綾町のごみの集積を規制する所管の規定、それを見直さなければ、今これをどう読んだってもうごみの収集は公民館の責任になっていると私は思っています。ごみの収集に関しては自治体の責任ですので、ぜひこの要綱を見直していただいて、自治公民館に責任をかぶせるようなことはやめていただきたいと思っております。お金を集めているところ、協力金を集めているところは幾つあったのか答弁を求めます。 ○議長(日高幸一君) 町民生活課長。 ◎町民生活課長(小村久美子君) ただいまの御質問にお答えいたします。 綾町のごみ集積所管理規程のほうですけれども、おっしゃるように今現在、公民館のほうに清掃等で負担を強いているような現状がございますので、この辺につきましては改めていきたいと考えております。 それから清掃管理協力金につきましては、今1地区、1班がこういう規定を設けているようでございます。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) ごみの袋に名前を書くということについては、法的には認められることでしょうか。それを書くようにという指導をすることは、何ら問題のないことですか。町民の中にはかたくなに名前を書くことを拒否される方もいらっしゃいますので、ごみに名前を書くことは強制できるものでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町民生活課長。 ◎町民生活課長(小村久美子君) 記名をして出すということに関しましては、強制できるものではないと思っておりますけれども、やはり各公民館で班長さんとか役員の方たちが片づけをされております。そういう片づけをされるときに、やはり記名がないところはもう班長さんであったりとか役員さんであったりとかが片づけないといけないというような現状になっておりますので、それにつきましては各自治公民館のほうでそういう規定を設けられているようでございます。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 本当に持っていっていただけないごみが多かった場合、担当が班長さんになるかどうか分かりませんが、自分でごみ袋を開けずに役場に持ち込んでほしいと言われたというふうに聞いているんですけど、そのことはできることですか。役場に持ち込むことはオーケーなのかどうか伺います。 ○議長(日高幸一君) 町民生活課長。 ◎町民生活課長(小村久美子君) その件に関しましては、御連絡をいただければ役場のほうで取りに伺いまして、役場のほうに持ってきて処理をさせていただいております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) ちょっと時間がなくなりました。 中川原住宅の改修問題です。 南麓、宮原、麓の古い住宅も水洗化されておりますが、このとき家賃は幾ら上がったのか、それぞれお答えいただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) その件につきましては、細かな数字は持っていませんが確認したら、南麓町営住宅、公共下水道につないでおりますが、家賃の値上げはあっておりません。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 先ほど町長の答弁で負担を上乗せというか家賃になることについてためらいもあるというようなことでしたが、今1カ所だけですけれど家賃は実際は上がっていないんですよね。だから麓、宮原はまた報告をいただきたいと思いますけど、水洗化したからといって家賃に上乗せはしていないわけです、現状。ですから中川原住宅がどのような形でか水洗化したときに、家賃を上乗せするという方向に私はならないと、またすべきではないと思っております。本当に障がいのある方が非常にトイレで苦労しております。環境整備という意味ではトイレだけでは済みませんけれども、是非とも水洗化のために努力をしていただきたいと思っております。町長の答弁を伺います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) 家賃で負担が大きくなるという捉え方されたんで申しわけないんですが、私どもとしては、それだけの個人の使用料というのが多少出てくる可能性もあるので、そういう面でやっぱり非常に安い住宅料をやっぱり確保していくという面からそこ辺のこと等もしっかり協議をしていかないと、ただ一方的に取り組むということは厳しい、難儀なことではないかなという思いもあったもんですから、先ほどそういうお話を申し上げました。いずれにいたしましても、決してこのことで是とするつもりは毛頭ございません。だからできるだけ入居者の皆さん、そういう障がい者の皆さん方が、私から言わせていただきますならば、住みよさが実感できるというのは、やっぱり住居というのは非常に大きなものでありますから、いつもこれについては橋本議員さんから指導助言をいただいておりますので、何とかならんとかという話はいつもしているんですけど、結果的に結論を出していないというのが現状でございますので、できるだけこのことについては、私ももう本当に生活環境というのは非常に大事だと、そして特に身体障がい者の皆さん方についてはそういう面でハンデが非常に多いということでありますので、できるだけの対応が、できるならば努力をしたいとこのように考えておりますので、そのように御理解いただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(日高幸一君) 児玉信議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) それでは、通告に従いまして質問いたします。 大きな1番として、町長8期目における公約や課題事項についてということでございます。 まず1つ目に、政策の中で地域のリーダーを育て上げ、町の将来を任せられる後継者づくりがしっかりできるとのことでありますが、任期中に実現できるか伺います。 2つ目。綾町は半世紀にわたり2人の町長であり、多選批判も根強い結果があらわれている。町民の平等性を考えてみると、あらゆる分野での政策などが必要と思われるが、今後どのように行政のかじ取りをするのか伺います。 3つ目。7期目に発覚した嘱託職員による基金横領や水道料金請求漏れの解決策はどのように対処するのか伺います。 また、3月議会前に議案の取り下げ、情報公開条例の一部を改正する案件や議会に提案される議案が定例議会ごとに訂正がある。役場職員、管理職への教育も含め、慎重に審議をしてから提出するべきと思うが、見解を伺います。 次に、大きな2番目でございます。 選挙公約にもありますように、継続は力、未来をつくる公約について、整合性の観点から質問いたします。 1つ、持続可能なまちづくりのため、7期の任期中に財政状況が悪化していることに対して、健全化判断の数字は問題なく将来に不安はないと宮日新聞に記載してありました。自主財源なども乏しい状況で今後の展望は開かれるのか伺います。 2つ目、小さくても輝くフォーラムなどで会長をされている実績があります。全国的にも綾の知名度を上げられていることには敬意を表します。その上で人脈などを利用して綾に誘致企業を立地してほしいと思います。若者の定住も含め、綾町活性化のために現在取り組みができる環境におられます。そこには継続されている手腕を発揮することはできないか伺います。 3つ目でございます。半世紀にかけて築き上げられた綾ブランドの中で、有機農業や照葉樹林を守り、さらにユネスコエコパーク登録、ユネスコエコパークセンターなど、持続的な循環型まちづくりの基礎を築かれたのは、前郷田町長であります。それを引き継いだ前田町長は「自然との共生」を理念に継続されていることについて敬意を表します。綾がここまで全国的に有名になったのは2人の町長であると思いますが、基礎をつくっていただいた前郷田町長の功績をたたえるべく、後世にその栄誉をたたえるべき。前郷田町長の銅像をつり橋付近に設置できないか伺います。 以上でございます。 ○議長(日高幸一君) 当局の答弁を求めます。町長。 ◎町長(前田穰君) それでは、児玉信議員に対する質問に対してお答えをしたいと思います。 私の今回の8期にわたります決意については所信表明をさせていただきまして表明させていただいたとおりでございます。先人先達の皆さんが築いてこられた「自然と共に生きる」綾町を引き継ぎ、これまで7期28年にわたって「3世代が楽しく暮らせるまち」を目指して、農業・商業・観光・福祉・教育などあらゆる分野において取り組んでまいりました。8期目に当たりまして、「町民の幸福度の向上を目指す」ことを大きな目標として掲げてございます。町民の皆さんの健康で、快適な空間、安心して3世代仲よく暮らせるよう、これまでの取り組みを強化し、町民の幸福度の向上を目指してまいりたいと考えておる次第でございます。 8期目の任期の中で後継者づくりにつきまして、これまで人づくりはまちづくりであり、あらゆる面で人材育成に取り組んでまいりました。町の将来を託せる後継者づくりにも積極的に取り組んでまいりますが、また一方、議会の皆さん方を初め、町民の皆さんとともに綾町の先人先達の方々が築き上げられた歴史、伝統、文化を大切にしながら、町民が1つになって今後の町を託すべき人材をみんなと一緒になってつくっていかなきゃいけないとこのように考えておりますので、まず、そのことをしっかり念頭において、私どもとしては、私一人でできるものではございません。みんなでそういう人材づくりを展開していくということが最も大事ではないかと思っていますが、もちろん、私も最大の努力をすることは惜しまないつもりでございます。そのような見解を持ちながら本当に先人先達の皆さん方が作り上げたものをしっかり継承し、そして、今は町民の暮らしと生活がしっかり担保され、子どもたちが自信と誇りが持てるようなそんな町についてしっかり継承できる方をみんなで選んでいかなきゃいけないとこのように考えておりますから、そういうことで御理解をいただきたいと思います。 それから、今回の選挙結果についてはいろいろな御批判なり、御指導もいただきました。私が一番うれしかったのは、やはり町民の皆さん方の今回の町長選挙におかれまして、この近隣町村で80%の投票率があったということは、これはもう本当に町民の皆様方が行政に対する参画を、あるいは参加をしていただいたということが、これが何より私は今回選挙をやってよかったなと、それだけやはり自治体に対する、あるいはまた行政に対する、そして、また、町民も一生懸命まちづくりのことを考えていらっしゃると、このことをしっかり受けとめてこれから臨まなきゃいかんとこういうことを私としては特に感じたところでございます。厳しい選挙ではございましたけれども、「自然と共に生きる」綾町を引き継ぎ、これまで取り組んでくれましたことが、これはもう議会の皆さん方の判断と指導のもとで取り組んできたことが一定の評価をいただいたとこういうことでございます。今、児玉議員からもありましたとおり、私に対する批判もあることも承知をしております。私どもはそれは真摯に受けさせていただいて、謙虚に、私も長いからいろんな御批判をいただくようなことのないように、本当にこの所信で申し述べましたことをしっかり果たせますように、町民の皆さん方と力を合わせて幸福度向上と、こういうことを大きな目標に位置づけまして、これまで以上に今までの綾町のブランド、ユネスコエコパークとしてのまたステージ等にさらに磨きをかけて、持続可能なまちづくり、そして、子どもたちが本当に綾町に対して自信と誇りが持てるような、そんなまちづくりにさらに励んでいきたいと、このように考えておる次第でございます。その中で、今回もいろいろ町民の皆さんに訴えたわけでありますが、御指摘がありましたような面でいろんな問題を生じさせてしまいました。これも本当に私の不徳のいたすところでございます。特に、農畜産物の価格安定基金の横領、上下水道の請求漏れ等の諸問題に対しては、町民の皆さんをはじめ議員の皆さんにも、大変、いまだにまだ御迷惑と御心配をかけていること、改めまして、深くおわび申し上げる次第でございます。 基金の横領、上下水道の請求漏れの諸問題につきましては、再発防止に向けて事務体制の見直し、監査を含めた適正な事務処理の指導など人事体制も含めて改善してまいりました。二度とこのような不祥事が起きないように改めてまいりたいと、このように努めてまいりたいと思っています。 そのようなことで、このことについても今回の任期中に十分な御理解をいただけるように最善の努力をしてまいりたいと、こういう形で、今、鋭意そのような取り組みを強化しておるところでございます。これは私の責任において対処しなきゃならない問題であると思っていますが、それぞれの関係各位のしっかりしたコンセンサスを得る努力もまた一方では必要ですから、そういうことについても農協と、あるいはまた、建設課、そして役場、ひとつになった取り組みを強化してまいりたいと思っている次第でございます。 それから、議案の修正、取り下げ、これもいろいろ御審議を煩わせて本当に申しわけなく思っているんですが、度重なる修正等も起きて、管理者を初めスキルアップをどうやって図るか、職員教育をどうやって徹底してまいるか、このこともしっかり私の8期目の大きな課題であると思っております。今後、この特に取り下げました議案、議会の理解もいただくということも最も大事でありますが、町民の皆さん方のコンセンサスが得られるようなことが最もこのことについては重要であると思っていますので、今後についてはさらに慎重にこのことについては対処していかなきゃいけないと、このように考えておりますので、そのように御理解いただけるとありがたいと思っております。 財政的なことについての御質問でございます。 おっしゃいますように、健全化判断の比率はどれをとっても健全な判断比率は心配することではないということでございます。ただ経常収支比率が高いじゃないかということでございますが、御答弁させていただきます。 私は、今日まで、町民の皆様の福祉向上を初め、安心して快適に暮らせる環境づくり、地域経済の循環及び町の活性化、それから将来を担う人材育成、そして、先人先達が築いてこられました自然との共生するまちづくりを継続して実施してまいりました。 親子3世代で楽しく暮らせる豊かなふるさとを目指して取り組みを続けてきたことで、あらゆる分野において多様な施策の効果があらわれているんではないかと、このようにも一定の自負をさせてもらっておりますが、さて、財政状況が悪化しているとの御指摘でございますが、国は地方公共団体に対し、財政の健全化や再生の必要性を判断するものとして、先ほど児玉議員もおっしゃいましたが、健全化判断比率を設けています。 その健全化、財政健全化判断率の基準は、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費率、将来負担比率のこの中いずれかが早期健全基準以上である場合は、財政健全化計画を定めなければならないとございます。 まず、実質赤字比率、連結実質赤字比率は、全会計で赤字がなく該当はありません。それから、実質公債費率も18%以上で地方債の発行に国の許可が必要となり、25%以上で起債の制限がなされることになっていますが、ピーク時は11年度20.7%というのがございましたけど、今では28年度8.8%でございます。ピーク時と比較しますと11.9ポイント減らしておるわけでございます。それから、もう将来の負担比率は、基準の350に対して、ピーク時は25年度80.6%、28年度は48.1%で、ピーク時と比較しますと32.5ポイント減らして減となってございます。したがって、国が定めた財政健全化の基準に照らし合わせても数値的には余裕のある状況であることをぜひ御理解をいただきたいと思います。 また、一方では財政調整基金が少ないじゃないかという御批判もいただきましたのも承知をしております。私が前町長から引き継ぎましたのは、平成2年度であります。あのときは約1億6,500万円だったと思っていますが、平成29年度、今現在では、4億7,100万円、比較しますと約3億600万円が増加してございますが、まだこれで十分と思っているわけではございませんので、引き続き財政調整基金についてはいつでも何でも使えるとこういう方向の中で積み立てについては努力をしていきたいと思っております。 問題は、この経常収支比率をいつも議会のたびに御指摘をいただいてこれも改善で、これで今の数字で決していいということを申し上げたことは一回もございません。平成2年度、一番低いときは65.8%でございました。これは私が前町長から引き継いだときでございます。平成28年度が96.8%で31ポイント上昇となっています。経常収支比率が高くなればどうなるのかと、これいつも申し上げていますが、財政構造の弾力性が失われつつあるということになるわけでございます。弾力性を持った財政運営することは大事なことであることも十分承知しております。 ただ、自主財源が少ない中、経常経費と財政健全化判断比率は、若干要素が違いますが、私は、西田町政、郷田町政が基盤をつくっていただいたものを本町のまちづくり、地域づくりに十分生かした取り組みを行ってきました。 このようなことも踏まえ、自主・自立のまちづくりを目指していくためには、経常経費の改善すべき課題はあります。今、まちづくりの基本的なことを堅持しながら経常経費、つまり固定的に支出される経費の見直しを検討してまいりたいと思います。 ただ、経費圧縮一辺倒では、まちづくりの衰退を招きかねませんので、適時的確な見直しを図るよう努めておるところでございます。 私が就任したころは、バブル崩壊でデフレ時代に陥り、先行き不透明な時代が始まりました。また、市町村合併の大きなうねりもありました。そうした中で、緊縮財政一辺倒では今日の綾町は存在しなかったんではないかと思っておるところでもございます。 また、歴史・伝統文化などの継承や、さらには人口減の抑制ができ、子どもの増加を図ることも厳しかったのではないかと思っておるところでもございます。 町が積極的な予算をとり、住民自治と一体となって、まちづくりを多面的に推し進めてきたことが、綾町の独自性や地域力の基礎をつくったのではないかとこのようにも思っているところでございます。 さて、これからの急速な人口減少・高齢化社会にどう対応していくか、喫緊の課題であります。 公共施設やインフラの老朽化対策も避けて通れないものであり、施設の維持補修・長寿命化対策も課題となっています。そうした将来的な不安要素や国の政策が今後どのように変わっていくか先行き不透明な中で、人口維持対策と社会保障費は避けて通れない必要不可欠な施策の1つであり、先ほども申し上げましたが、ただ緊縮財政を図るのではなく、バランスを見きわめながら地域経済がうまく循環することを考慮に入れて、産業観光の振興やスポーツランドの推進もより一層図らなければなりません。 現在、財政運営を健全に保つため、事業の選択と集中を行っている最中ではございますが、業務によっては民間への委託なども視野に入れて、また、民間の活力をふやし、効率性が高くなれば、思い切った歳出削減策を打ち出して臨機応変にハード面とソフト面の融合を図りながら綾町が将来にわたって持続でき、次世代に自信と誇りを持ってバトンタッチできる対策を講じてまいりたい、こういうふうに考えております。 繰り返しになりますが、人口減少を抑制し、事業の選択と集中を図りながら時代のトレンドを見きわめつつ、地域経済の活力が失わないように、適時的確な予算編成をしていきますので、また今後ながら御指導を賜りたいと思います。今後、持続可能な今後の展望を開いていくということで、そのような考え方に基づけば、今後の展望は絶対開けていくと、このように思っている次第でございます。 それから、小さくても輝くフォーラムなどの会長を今仰せつかっておるわけでありますが、企業誘致の御質問でございますが、平成2年に町長に就任以来、大小ありますがこれまで10社の企業誘致が図られました。また、近年では野菜加工館、綾自然蔵見学館、株式会社山福、南国興産等の企業誘致も図られております。自然と共生の理念にふさわしい、環境に優しい企業の誘致を行ってまいりました。 企業誘致のメリットの一つに雇用の場の確保と人口対策がございます。宮崎県高岡町に進出し、建設が進められております宮崎日機装は、県内から2,000人規模の雇用を見込んでおられます。この工場は、綾町から車で15分の場所に位置しておりますので、綾町の雇用の場として期待しておるわけでございます。また、工場ができ上がりますとともに、若者を中心に綾町へ定住化も見込まれますので、昨年度より綾町の子育て環境のよさなどを中心に、今、会社側にお願いをして、PRを進めておるところでございます。 長年町政に携わってまいりましたので、県内を初め全国各方面での人脈を築かせていただいておりますので、これからも多方面にアンテナを張りながら、綾らしい企業の誘致を進めてまいりたいと、このように考えております。 それから、前町長の功績についての御質問がございました。 綾町のまちづくりの礎を築き上げた前郷田町長、西田町長、この銅像設置、特に郷田町長の銅像設置の御質問でございますが、御案内のように、前郷田町長は照葉樹林を伐採の危機から守り、自然との共生のまちづくりを基本に、自然生態系農業の推進、手づくり工芸の里づくりを手がけてきましたが、その後引き継いだ前田町政では、微力ではございましたけれども、自然との共生という基本を引き継ぎ、都市と農村との交流、教育、スポーツ合宿の拠点づくり、誘致活動、産業観光の推進などに加え、福祉、子育て、教育、産業などあらゆる面にそれぞれの基盤の上で取り組まさせていただきました。自然との共生に磨きをかけ、そして、充実強化に取り組んできたわけでございますが、平成24年7月には、これまで約半世紀の取り組みが評価されまして、照葉樹林を含めた綾町全体がユネスコエコパークに認定されたわけでございます。そういった意味でも、前郷田町長は多大な功績を残されており、顕彰することは大切なことだと考えております。平成18年に綾町発展に多大な貢献があった、栄誉をたたえる目的に綾町名誉町民条例を制定し、町制施行75周年の式典で綾町の名誉町民第1号として称号を贈らせていただきました。銅像の設置につきましては、私としては前向きに検討したいという思いはございますので、今後、町民の皆さん方としっかり話し合いを重ねていきたいと思っております。 以上、登壇しての答弁にかえさせていただきます。 ○議長(日高幸一君) 再質問はありませんか。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) まず、最初の町長8期目における公約や課題ということで質問をいたしました。 今、町長から伺ったところでございますけれども、私は、今回のこの1つ目の事項の中で、後継者づくりということがやはり私は非常に難しいんじゃないかと思う。それはなぜかというと、やはりいずれどこかでかわると言ったときに、後継者を育てるなら、この8期目になったときに何らかのこと、それから、早くいろんなことを勉強をしてもらったり、そういうことを考えますと、この4年間の間に本当に後継者ができるのかなというふうに不安が残ります。そういう意味で、どうしてもやはり後継者、これを育てるというのは、そう簡単にいくもんじゃないと思いますので、そこ辺のところ、もう一回、町長お願います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) 後継者というのは私が選ぶんじゃなくて町民が選ぶべきものであるという基本的なスタンスの中で、ただ私も郷田町政を引き継いできた一人としてこの自然と共生した、災害に強いまちづくりをしっかり継承する人をどう見定めるかということでまた御相談をしたいと、こういう思いは強く持っておりますので、これは議員の皆さん方も含めて、皆さん方もその後継者として手を挙げていただければ、こんなにありがたいことはないとこの辺も考えておるわけでございまして、私はやはりこの自然と文化を大事にしながら、綾町の次のコンセプトをどうやってしっかり引き継ぐかと、そういうことのポリシーがしっかりしている人を何とか見つけたいという思いはございますので、またお力添えをいただきたいと思っております。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) ぜひ後継者づくりをそういう形で前向きにやっていただきますようにお願いを申し上げます。 2つ目でございます。 私の質問が、今回、多選批判と、あったという現実でございまして、先ほど町長が言われましたように、投票率は80.10%、非常に高い結果でありました。その中で今回、2,101人の人が反対をしていると約4割でございます。約4割の人がやはり長期政権はいけないということでありまして、このような質問をいたしました。 町民は全て平等であります。したがって、あらゆる政策を打たれるときにもやはり平等に、その4割の人たちの気持ちもありますし、ぜひその辺のところを平等にと申しますか、そこ辺のところに耳を傾けてほしいということであります。町長の計画もありか、お願いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) 選挙というのは、いろいろ厳しい判断をされ、そしてまた、厳しい投票をされるわけでございます。当然、多選批判もあり、また、前田個人に対する批判もあったでしょうし、いろんな角度から吟味をされた上で投票されていくということでございます。町民の皆さん方に全部コンセンサスを、得るというのはなかなか難儀なことではありますけれども、私も今おっしゃいますように、投票率が高かったということはそれだけ町の皆さん方が町政に対して、あるいは自治体経営に対して参画をしたい、あるいは参加をしたいというあらわれでありますから、票の多い、少ないというのは別にして、みんなが心を一にしてやってきたから今の綾町があるとこういうことでありますから、もちろん、私に投票されない方に対してどうのこうの言うつもりは毛頭ありませんし、みんなでしっかり、やはり公平平等な、そして、正直者がばかを見ないように、そういう社会をつくるために粉骨砕身、このいろんな思いを少しでもコンセンサスが得られるように最善の努力をしていかなければ、それが私して、選ばれた者の役割と責任であるということを常に念頭におきながら対処してまいりたいと、こんなふうに考えています。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) 結果は結果でありますので、これについてやはり私が先ほど述べましたように、その辺のところはぜひ今後もそのようにしていただきたいということであります。 それでは、3番目の質問でございまして、嘱託職員の基金横領は、これはもう監督責任ということで、町長も副町長もという形で減額もされております。 金額は当初3,474万円ということで、現在、990万円ぐらいが寄附金で返納されています。残りがまだ2,480万円ぐらいある。ぜひ町長の今回の任期中に、先ほども町長がおっしゃっていただきましたが、この4年の間にやはりこれは将来につけを残してはいかんというふうにも思いますから、そこ辺のところ、町長の思いを、もう一回、聞かせていただけますか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) 今回、再度立候補したという思いの中にも、このことに対して責任ある対応をすべきだという思いもございましたので、再度立候補させていただいたわけであります。私としては、完全に横領金を回収ということは厳しい一面も正直言ってあるんじゃないかなと。それは、それらのコンセンサスをいただきながら、何らかの改善策を今一生懸命話し合いをし、農協も一生懸命努力をしてくれております。そしてまた、この関係者も理解を深めつつあると思っておりますので、できるだけ将来において次のリーダーに心配をかけることのないように最善を尽くすということが今期私に課せられた町民の負託だと、このように思っていますので、また御指導いただきたいと思っております。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) ぜひこれは起こったことはしようがないと。その後、ぜひお願いしたいと思います。 それから、次の3月議会前の議案の取り下げの件でございまして、これ本当に御案内のとおり、報道も取り上げておりまして、今の時代、情報公開は当たり前の条例でありまして、どこの自治体でも行われています。綾町のこの条例は、時代に逆行していると私は思います。慎重に審議をしてから行うべきであると思いますが、町長はどうお思いですか。お願いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) これについては、今、児玉議員が行われますように、慎重を期したつもりだったけれども、まだ配慮が足らなかったということは深く反省をいたしておりますので、先ほど答弁申し上げましたように、私たちとしてはこの情報公開条例の趣旨がしっかり理解いただけるという方向の中でまた慎重に対処しなきゃならない課題だなと、このように考えておりますので、そういう面ではある程度のコンセンサスが得られない以上は、これをまた再度条例改正としてお願いすることはそれは簡単に行かないなという認識は持っておるところでございます。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) ぜひ慎重にやっていただきたいと思います。 それから、この上下水道の請求漏れの件なんですけれども、いまだにまだ知らないよう続けていらっしゃる方もいまして、非常にやはり家計の圧迫とかその辺でやっぱり苦労をされておるわけでございまして、やっぱり先ほど町長が言われますように、こういうことは二度とないということを本当にそれは、人のやることですから、いろいろあると思うんですけど、やっぱりそこ辺のところというのは、私が一番思う役場の信用問題、町民が信頼するのはどこか言ったら役場しかありませんね。そういうときに私の思いはやっぱりこの信用性がなくなるということに対しては、これはやっちゃいかん、こう思うわけでございまして、それにつきまして、また再度ちょっと確認をお願いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) 御指摘がありましたとおりでございまして、私たちも監督不行き届き、あるいはまたこのような未請求問題が出てきたというのは本当に信頼を損なったと、また、世間からもまた増田議員からも一般質問があると、通告が来てございますが、誠心誠意御理解をいただくように努めないと、これ一方的に納めなかったという方に負担をかけちゃいけませんので、できるだけ理解をいただいた上で、そして、今、これは児玉議員がおっしゃいますように、できるだけ負担を軽減する形の中で御理解をいただく、これはもうこちらの誠意を示す以外にはないなと、こういう思いの中で、今、ただ今後、そのようなことが二度と起こっちゃいけませんので、しっかりしたやはり内部体制の強化ということで、今回、御案内のとおり、専従の係長もつくりましたし、専門官も入れました。そういう中で、事務的にも理解をしておる新しい課長にもしてまいりました。そんなことです。全体的にしっかり構築しながらもう信頼を損ねたことを一日も早く回復できるように最善を努め、副町長がその陣頭指揮をとるように、もちろん私も陣頭指揮をとっていくつもりでございますけれども、私もいろんな仕事を抱えておりますから、常時内部におるわけではございませんので、そこら辺の連携をとりながら、今、児玉議員がおっしゃいますような町民の信頼を損なうようなことは二度と会ってはいけないと、こういう気持ちの中で今引き締めをしておるところでございますので、また御指導ください。よろしくお願いします。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) ぜひやはり私は、ある意味、反省をすれば、それなりのいろんなものがやはり考え直す時期もいろいろあるんじゃないかと思いまして、今回、質問させていただきましたし、ぜひこのようなことのないようにお願いをしたいというふうに思います。 それから、大きな2番目の話でございますが、継続は力、これは未来をつくる公約について、私になりに、ちょっと整合性というような形でちょっと考えてみたところでございまして、持続可能なまちづくりのためということでございまして、財政状況の話を、若干、私が申し上げましたが、町長が答弁された話も聞いておりました。内容的にはちょっと難しくて私もそれほど十分理解はできなかったのでございますが、先ほど言われましたように、やはり町長が最初に町長になられたときは、先ほど言われましたように、平成2年度、このときは経常収支比率が65.8%、そのとおりでございます。65.8%だったんです。それから、平成3年から70%へ移行になっておりました。そして、今、90%後半、先ほど町長がおっしゃいますように、確かに、それはいろんな意味で、その財源の使い方にはそれは政策の過程、それは分かります。当然。しかし、これも先ほど私が言った話になるんですけれども、結局、なぜそういうことがということは、やはり自主財源が少ないということは事業が打てないと思う。大きな事業が。それとまだつけ加えるなら、ちょっと総務税政課長に聞きたいんですが、総務委員会で審議がございまして、ありましたよね、そのときに、今、私どもが一番大事にしているといいますか、一番必要としているふるさと納税、これについて審議を委員会でしましたよね。そのときに私の聞き間違いかなと思ったんですが、今現在、6月現在で昨対、昨年対比ですよ、去年の金額と今はどのぐらいか。私、6,000万円と聞いたんですね。まだ、この時点でまだ6,000万円ということは、どのぐらいの年間通じたらなるのかなと、我が綾町はふるさと納税、これはもう力を入れておりまして、このやはりサポート基金、これをなしではやはり打てないと思う。いろんな事業を打てないと思いますから、そこ辺のところ、先にちょっと総務税政課長、私がお話ししましたが、それが本当なのかどうか、今現在、6,000万円といわれましたが、去年は1億4,000万円ぐらいあったんじゃないですか。ちょっと聞いてみます。お願いします。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) ただいまの御質問ですが、ふるさと納税の平成30年度の、これは6月25日現在の数字でございますが、6月入金ベースで申し込み件数の累計が2,832件、金額で6,003万7,000円ということになっております。ちなみに平成29年度が入金ベースで申し込み件数が1万241件、金額が1億5,493万1,000円ということになっています。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) 分かりました。そういうことであります。そうなりますと、町長、これは、私はこれ心配しております。何か解決策をせんにゃいかんなと、何とかしてこれを盛り返していかんにゃ、最終的にはこれは本当に今総務税政課長おっしゃいましたように、この金額で行っていたら本当に大変なことになる。それと、それは、当然、寄附でございますからいろいろあるけど、やはり方策をいろんな方策を打たなきゃいかんと思いますが、町長どうお思いですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) 御指摘は真摯に受けとめなきゃいかんと思っているんですが、これも客観的な状況からすると、年々、再三、厳しさが増してきておると。こういうことで、しかし、昨年度はおかげで6億円をキープすることができたと。今、いろんな面で事務体制整備、そして、ネットの構築等々も急がしてやらせていただいて、やはりこれからが勝負だなと、このように思っております。そういう面で、今、児玉議員が心配されているように、そのことが現実味を帯びないように最善を尽くすことはもう一行にも惜しまないつもりで、あらゆる、今、施策を展開し、専従の係長が、今回、もうずっと存在しますから、前回は途中でいなくなった関係もあって、そこにそのような問題も出てきますし。もう1つがやはり国が一律的な規制を図ってきたということもございますので、そういう面で、私どもとしては、まじめに本当に地域振興に取り組んだ結果だから、ある程度、弾力的な指導をしてくれないとそんなことをやったら自主財源を失うじゃないかと、こういうことを、今、県にも強く求めているおるわけでございます。いずれにいたしましても、私たちはそれなりの財政運営をしなきゃならない責めはございますので、今後、綾町の経済力を、循環を確保するという面では一定の予算は必要である。そのためのサポート基金の存在も大きいということは十分承知をしておりますので、これからが勝負だなと、そういうことで、今、その上に立って、今後、どう展開するかということについて、今、みんなで英知を結集して可能な限りの取り組みをしていこうと、これは私たちといたしましてもそのことが一番将来の財政運営にも支障を来してくるようなことがあってはならないという危機感は持ってございますので、ただ全体的にそのことで全て綾町が心配しなきゃならんということにはならないような財政運営をまた図っていきたいとこういうふうに考えていますが、しかし、いずれにいたしましても、そのサポート基金を予算的にも上げていますから、それに近づける努力をするということは惜しまないつもりで頑張っていきたいとこのように考えておりますので、まだ今のところそういう状況で本当に厳しいスタートになっていることは十分承知をいたしておりますので、今、そういう面であらゆる手段を講じながらこの推進を高めながら、そして、地域経済というのが循環できる、そして、農畜産物の販路拡充がまたとどまらないような形でのまたPRもしていきたいとこのように考えておりますので、今現状としては、率直に申し上げると厳しいとこういうことでございますから、私もそのことをしっかり踏まえた中で財政運営をしてまいりたいとこのように考えておるところでございます。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) 本当にこのふるさと納税は当てにしても、それが現実を見てこれだけなら必ずなるということはございませんから、これはもう営業努力といいますか、そういうことをしていかなければどうにならんということでございまして、やはり返礼品とか、それとか、私、思うのはやはり輸送料とか、ここら辺にコストがやはりかかり過ぎとるんじゃないかと思うんですよ。これをやはり少なくなれば、やはりどこかで何か落とさないと、そういうことによってやっぱり残るわけでございまして、そこ辺も一回考えていただくといいかなと思いまして。 次の質問でございますが、誘致企業の件でございます。 誘致企業の件でございますが、大きく私がやはり未来をつくる公約「継続は力」と町長がおっしゃっていますので、この継続をここに発揮をしてほしい、やはり町長は有名であります。市町村、いろんなところを回りましても、前田町長のことは皆さんが「顔知っちょるよ」と言われていますし、ぜひこれをもう本当に町長なら私はできると思っていますし、これは何かと申しますと、やはり高岡に大きな工場もできますけど、やっぱり綾とすれば、そういう中小企業でもいいです。やっぱり入ることによって、当然、財政も見込めますしね。 それから、若者定住。これは、もう当然、つながるわけでございまして、ぜひこのことをお願いしたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) 御案内のとおり、綾町も限られた町の面積の中で大規模な企業誘致というのはなかなか現実的には厳しいと。ただ、それで経済を賄うためには入れ込む金額をふやすか、滞在型をどうふやすかという面でのまた雇用の場を確保していかなきゃいけない。そして同時に、通学、通勤ができやすい環境を備えることがまた綾町の定住化をつくっていく、それにもつながっていく。そういう中で、私どもとしては全て企業誘致に依存することではなくて、住みよさが実感することで若者が定住することによって活性化を生み出していきながら、今児玉議員が心配されるような継続は力なりということをしっかり発揮していく政策を打たなきゃいかん。しかし、かといって、私どもが企業誘致を手を拒めるつもりは毛頭ございません。ただ、私どもが今先人先達が今まで企業誘致をいろいろやってまいりました。これはやはり綾町のまちづくりとしっかりコンセプトが会いに来に通った、あるいはまた共有できるそういう、例えば、雲海酒造、酒泉の杜等々はまさに綾町の産業観光という拠点になってございます。私どもはやはりそういうコンセプトをしっかり理解をいただく企業をどうやって確保していくか、そういう面では綾・野菜加工館においても山福というこの冷凍食品の大手も本当に綾町のブランド力を生かした中で6次産業化と、地域経済につながらないとせっかくの企業が、企業だけもうかればいいという話にはなりませんので、地域とつながりのあるそういう企業誘致を大小含めて、今後視野に入れながら、そして、今の現状の企業が拡充強化できることも含めながら、そして、対外的には通勤が可能なやはりアクセス関係、住みよさが実感できるという面で今度市郡医師会病院も近くに来るし、そういうことから6月1日の人口についても綾町はわずかですけれども10人は何とか増加していると、こういうことでもございますので、今、児玉議員が言われる趣旨は非常に大事なことであると。問題は人口を維持するということが全てに影響してくると、こういうことでございます。幸い年少比率、15歳未満の比率は県内で3番目、子どもの数も綾町ほどふえているところはそんなにないと、こういうことが1つの成果としてありますから、これが定着化する方向づけをどうやって施策の中で生かしていくか、あるいはまた打っていくか、これが継続は力なりという思いであると私は思っておりますので、そういう面でのコンセンサスをしっかり町民に訴えてまいりたいと、このように思っています。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) そこに私なりの気持ちから申しますと、やはり町長のやっぱりこの実績、今までの、やっぱりそれを思うときにやはりそういうあれは十分持っておられると私はもう思っておりますし、ぜひ誘致企業のほうもできる限り努力をしていただきたいというふうに思っています。 それでは、最後でございます。今回、私が力を入れているところではありますが、現町長の発言の中で、先人先達ということはよく聞きますね。私は先人先達の方で築き上げれたという発言に対してやっぱりそれは先人の中ですからいろいろ来られるんですけど、やはり西田町長、そして、前郷田町長のことかなと思うわけでございまして、特に、やはり前郷田町長おいては、やっぱり私はこう基礎をつくったという部分では、これはもう私はあの時代に、あの前郷田町長があの時代に、やっぱりその発想力というか、それのいろいろなことをされました。 当然、照葉樹林がありましたけれども、有機農業もです。それから区長制であったものを公民館制度にしたり、やっぱり、全国でも先行して先見性を持った方だったのかなと思っておりますし、聞いてみますと、道路の舗装もほかの町村よりは早く手がけていたと、そういうふうにも聞いております。 それと、これはもう前郷田町長は、そういうところを将来を見つめてやられたわけでございますけれども、さらっとちょっと振り返りますと、県道26号宮崎須木線です。県道17号線あります。2本で行っておりますが、昔は宮崎須木線だけで大分時間かかってたと。そこを前郷田町長が、宮崎の有田橋をかけた。そして、信号もないところに、時間が早くなるしということで利便性もやっぱりあるということで、やっぱり県のほうにも掛け合って、本当は、それは天満橋が先にあったらしいですけど、それを綾から向こうに出るのに、どうしてもあっこに橋をかけてくれと。ある意味、別の言い方しますと郷田橋とも言われています。 これは、本当にそういうことを考えますと、まあ、それはもう当然、そんなに私が意図するところではございませんけれども、それでも考えてみますと、今、やっぱり高齢化が進んでおりまして、そういうことを考えますと、やっぱり何で今かと言いますが、やっぱり、その時代にいろいろ苦労された方、そして後継者の方々、いろいろな意味で森を今からも守ってもらうという意味でも、やっぱり、ぜひ、そこ辺のところで私は今回銅像をという発言をしたわけでございますが、町長、もう1回お願いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) 児玉信議員が今の質問の中でもおっしゃったこと、私も肯定すべき一人であることは言うまでもございません。そのような基盤があればこそ、こういうような町ができたんだということは、もう先人先達の西田町政、郷田町政、それを町民が一丸となって、まちづくり、地域づくりに励んでこられたときに自然との共生という、町のコンセプトを築かれたというのは、郷田町政の最大なる私は功績ではないかなと、このようにいつも尊敬しながら、今でもたまには、照葉忌というのがございます。1年に1回あるわけですが、必ず参加して、その郷田町長の今の功績に敬いを言うならば祈りを捧げさせていただいておるところでございます。 そのようなことを含めながら、今回、名誉町民として第1号として、どうしても郷田町長を綾町名誉町民の第1号にぜひしなきゃならんということで、議会の御同意もいただきましたところでございます。銅像ということも、以前、そんな話題も出てまいりました。 しかし、これは、私一人でどうのこうのなるわけではございませんので、町民の皆さん方の盛り上がりも含めながら、私としては、そういうことについては、全面的な協力をすることは惜しまないつもりではございますから、そういう面での綾町民の盛り上がりを、ぜひ期待したいなという思いもございますことを申し添えさせていただきたいと思います。 ◆議員(児玉信君) 議長、児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) それでは、最後でございますけれども、今、私が全郷田町長の銅像と言いましたけれども、ぜひ、それを1回何か昔取り上げられたという話も聞いておりまして、本当にこれは銅像ですから、私が何でつり橋かと言ったのは、つり橋に建ててほしいというのは、つり橋が原点です。照葉樹林がありまして、そこに銅像を建てていただくならば、町長、私はつり橋の方向にこう指を指して、この山をというようなことで、そういう銅像をつくっていただくとありがたいと思います。ぜひ、もしそういうことがありましたら、スピード感持ってやっていただきたいということを申し上げまして、私の質問をお終わります。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(日高幸一君) ここで暫時休憩いたします。(休憩午後3時05分)………………………………………………………………………………(再開午後3時17分) ○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 増田議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(増田俊男君) 議長。増田。
    ○議長(日高幸一君) 増田議員。 ◆議員(増田俊男君) 最後ですが、早速質問に入らさせていただきます。 まず、上下水道未請求について伺います。平成29年1月にA事業者からの未請求がA事業者からの相談で発覚し、7月から未請求に関わる全ての調査をされてきたと思いますが、12月12日以降、何も説明報告もなく現在に至っております。 調査を始めて1年が経過しようとしておりますが、当然、調査は終了し、一連の事務処理等は全て完了していると思われますので、調査の結果の報告を求めます。 議会開会日の6月26日までに調査結果の報告を求めましたが、昨年の8月29日に報告があった、メーター不明等を引き続き調査するとあった43件分だけの調査結果しか報告がありませんでした。未請求全体の総件数、金額、時効における請求不能件数、金額を上水道、下水道、合計に分けて、未請求の全容調査の結果を伺います。 昨日、午後8時ごろに一応報告書を担当課長と主幹が持って参りましたが、請求不能件数が記載されておりませんでした。去年の8月29日、9月11日で報告された様式をもとに、分かりやすい報告書の提出を求めます。 次に、未請求分の納期限は今年の3月31日となっておりましたが、納期限までの納入件数、納入金額、内訳として完納件数、金額、一部納入件数、金額、未納金額、全く納入されていない件数、金額はそれぞれ幾らなのか伺います。恐らく未納があると思われますが、未納者に対しての督促、納入依頼はされたのか。今後どのような働きかけをされていくのか伺います。 次に、町政座談会について伺います。 例年4月には、町政座談会が始まりますが、現在まで開催されておりませんが、今年度は、町政座談会は開催されるのか伺います。開催されるとすればいつごろから始められるのか伺います。開催されるとすれば例年の時期と異なりますので、方法、内容は変わるのか伺います。 昨年までは、毎回同じ内容の説明をされ、財政用語等を使って説明をされますので、予算、財政については、町民にはなかなか理解できないのではないかと思われます。説明の内容を、町民が関心のある知りたいことを中心に話をされたらと思いますが、町長の考えを伺います。 次に、公共下水道について伺います。公共下水道特別会計の予算を見ますと、繰入金4,750万円がなければ運営できない状況にあります。使用料収入の通常分が4,300万円で、経費は管理費が2,400万円、起債の償還金が5,400万円の7,800万円であります。使用料収入は、必要経費の55%にしかなく、起債の償還金額にも満たない状況であります。この状況をどう思っておられるのか、どのような改善対策をとられるのか伺います。 次に、加入率について伺います。平成28年度決算書の説明によりますと、加入数は公共施設32カ所、一般家庭978戸であり、加入率は62%と聞いておりますが、公共下水道区域内での対象戸数は何軒なのか。内訳として官公署の件数、会社事業所の件数、集合住宅の公営、民営ごとの件数、一般住宅に分けての対象軒数、加入軒数、加入率を伺います。 次に、使用料算定で町水道と井戸水との併用している件数、井戸水だけの件数を伺います。 以上、質問といたします。 ○議長(日高幸一君) 当局の答弁を求めます。町長。 ◎町長(前田穰君) 増田議員さんの一般質問に対する御答弁申し上げます。 一応、登壇しての質問にさせていただきますが、未請求の対象になっているのが249戸のうち、空き家、空き地などの理由で所在不明となっているのが43戸について調査が終了しましたので、まずこのことを報告申し上げます。 調査の結果としては、当時閉栓中でありましたが、新規居住等により廃栓となったものが19戸、現状の空き地等の理由により調査できない、調査不能が24戸という結果になりました。 調査済みが19戸の内訳といたしましては、前回調査時にメーター所在不明であった土地に、新しいメーターで開栓した、以前のデータを削除したものが16戸、データとして同一人物の登録が2つございます、データを削除したものが2戸、旧水窪地区水道組合のメーターでデータを削除したものが1戸ございます。なお、これらにつきましては、新たな遡及請求の対象となる案件でございませんでした。 次に、24戸の調査不能分の内訳といたしまして、現状の空き家、空き地には当然水道メーターが埋没などしていることから、その所在が確認できなかったものが19戸ございます。詳細な住所が分からず、その所在が特定できないものが5戸ございまして、これら24戸については、現状調査不可能であるものでございます。なお、現状空き家や空き地の場所19戸については、今度、入居等入居よる開栓の手続が行われた時点で改めて確認をしたいと思います。 以上、調査が済んでいない案件が残っておりましたが、調査可能な範囲において、調査は全て完了している状況でございます。 それから、前回調査までの最終的な請求等につきましてまとめましたので御報告申し上げます。 遡及請求可能額と請求不能額の上下水道合計戸数が162戸、金額にいたしまして水道が272万8,240円、下水道が1,763万6,470円でございまして、合計総額は2,036万4,710円でございます。内訳として遡及請求可能額は水道が202万9,120円、下水道が1,462万7,760円で、合計1,665万6,880円でございます。 遡及請求不能額につきましては、水道が69万9,120円、下水道が308万710円で、合計いたしますと金額は370万7,830円でございます。 以上、調査が済んでいない案件が残っておりましたが、前回調査分とあわせまして、調査可能な範囲において、調査は全て終了している状況でありますことを、遅れましたけれども報告を申し上げさせていただきます。 それから、年度末の完納件数、金額(上下水道ごとに)、完納、一部納入、納入なしについて御報告申し上げます。 遡及請求にかかわります年度末の収納状況について、水道及び下水道、それぞれについて御報告をさせていただきます。なお、水道3月31日、下水道は31日現在の状況でございます。 まず金額ベースで説明いたしますが、上水道に関しましては、調定額は202万9,120円に対して、収納額は115万3,000円となりまして、収納率が56.8%ということになってございます。 下水道に関しましては、調定額が1,462万7,760円に対し、収納額が1,237万7,810円となりまして、収納率は84.6%となりました。また、全体では調定額1,665万6,880円に対し、収納額1,353万810円となりまして、収納率は81.2%とこういうことになりました。 次に、戸数ベースで説明いたしますが、上水道の対象戸数は98戸に対し、完納が62戸、一部納入が14戸、納入がない戸数が22戸となってございます。下水道については、対象戸数119戸に対し、完納が68戸、一部納入が22戸で、納入がない戸数は29戸ということになっております。全体では64戸で未納金が残っておるという状況になります。 以上、収納状況でございます。 今後、未納があれば、今後徴収どうするのかということでございますが、未納分につきまして述べさせていただきますが、昨年度未請求が発生、発覚後、本当に皆様方の御理解のもと、納入に御対応いただいていることに感謝申し上げますし、またそんなこと事態が発生してことに対しても、おわびを再三申し上げておるわけでございます。 先ほども述べましたように、高い納入実績に関しましても、本当にありがたいことだなとこのように感謝申し上げているところでございます。継続的に納入いただいている世帯の方に対しましては、今後も負担の少ないほうで御協力いただければ幸いだと思っています。また、さまざまな理由によって、納入に至っていない世帯の方には、今後個別に訪問させていただき、御理解賜りながら丁寧な対応を心がけ、収納の努力を尽くしていきたいと考えておりますので、心からおわびを申し上げながら御理解いただくように、誠心誠意対応してまいりたいと思っているわけでございます。 以上が、今回の公共上下水道の関係でございます。 次に、町政座談会についてお答えをしたいと思います。 昨年4月下旬から6月下旬の期間に開催しております町政座談会につきましては、例年のスケジュールで開催することになれば、町長選挙前期間中と重なることから、4月の自治公民館長会で、町長選挙後に再度、協議をすることといたして説明をいたしまして、了承をいただいたところでございます。 次回の自治公民館長会は7月6日開催予定でございますので、その中で公民館長さんに意見を伺った上で、日程について決定することといたしたいと、今のところ考えております。 次に、開催方法、内容、説明についての御質問でございますが、従前よりも町政座談会の開催前に、町民の方々に健康で活力ある生活を送っていただくことを目的とした健康教室を開催し、午後7時30分から午後9時過ぎまで、予算の概要説明、地区の皆さんの意見交換会を、町政に対する姿勢を明確にするとともに、対話の行政を推進してまいりました。 このスタイルについて、今後も継続はしてまいりますが、今御指摘ありましたように、町民から理解をいただけるような説明のあるようについては、何とか工夫はしてみたいと、このように思っていますが、時間も限られておりますので、そういう面で情報を整理いたしまして、より分かりやすい説明になるよう工夫してまいりたいと、このように考えておる次第でございます。 それから、御指摘がございました公共下水道について、公共下水道会計は大丈夫なのかということで、今後の対策はということの御質問でございます。 公共下水道事業の経営につきましては、自立性をもって事業を継続するという経営原則がございます。しかし、汚水処理に必要な経費については、その全てを使用料へ転嫁することは難しく、その不足分については、地方公営企業の繰り出し基準で繰り入れを認められているところでございます。 本町につきましても、公共下水道会計で不足する財源は、企業債や減債基金の取り崩しで賄っておりますが、それでも不足する財源については、一般会計からの繰入金で補填をしている状況でございます。 この一般会計からの繰り入れについて申し上げますと、供用開始当初は、基準額を超える繰り入れをしておりましたが、26年度以降は基準額の範囲内に収まっておりますので、国の定めた基準を超えてはいないという点で申し上げれば、当面のところ問題はないかと考えておりますが、一方で、中長期的な視点から申し上げますと、ハード整備につきましては、下水道管や処理施設などの面の整備はおおむね終了しておりますし、さらには更新時期も30年以上ございますので、多額の費用が生じることは、今後は当面ないんではないかと思っております。 浄化センター施設内の補修や、町内7カ所にあります汚水ポンプ設備の更新等、今後は計画的に行っていく必要があると思っております。 また、その財源となる企業債の状況につきましても、現在の借り入れ額で見込んだ場合は、その償還額は平成35年にかけて、約1,000万円程度ふえることになりますが、その後は横ばいで推移していく見込みとなってございます。そのため、下水道接続率、現在29年度末で66%の底上げが必要となりますが、面設備も既に終わっていることを加え、新築や集合住宅等の増加に伴って、接続率並びに使用料収入もふえていくことになりますので、そういう面からもさらに安定的な運営を目指していかなければならないと思っております。 なお、長期的には人口減少や老朽化に伴います、更新等を見据えた経営戦略を策定し、基金の運用計画や積み立てや取り崩しなど、農業集落排水や浄化槽の使用料の調整も図りながら、使用料の見直しに係る検討も行っていきたいと考えておるところでございます。 それから、公共下水道について、加入率の関係を全体、会社・事業所、集合住宅、個人住宅等、加入軒数について具体的に報告申し上げます。 加入について報告いたしますと、下水道区域におきましては、対象戸数が1,948戸、そのうち1,240戸が加入しております。加入率が63.7%でございます。 内訳といたしまして、会社・事業所は97戸のうち74戸が加入しておりまして、加入率が76.3%でございます。それから集合住宅は440戸のうち395戸が加入しておりまして、加入率が96.3%でございます。個人住宅は1,413戸のうち743戸が加入しておりまして、加入率が52.6%でございます。なお、町施設につきましては、対象となる28戸は全て加入してございます。 以上、各施設別の加入率並びに戸数について報告を申し上げました。 それから、水道・井戸水の併用件数、井戸水だけの件数はということでございます。これも報告申し上げますが、井戸水のみの件数につきましては、36戸ありまして、そのうち使用されているものが27戸、休止中のものが9戸ということでございます。 また、水道と井戸水の併用件数状況は把握しておりませんが、水道と井戸水の使用料の比率が、世帯ごとの人員や状況、生活様態でそれぞれ異なっているため、明確に認定することは困難な状況でございます。 井戸水による使用料認定方法は、その世帯の人員より算定しておりますので、下水道の使用届の際に、自己申告による方法で人員把握をしてございます。 今後、近隣自治体の状況を参考にするなど、よりよい認定の方法かないか、再度確認、調査をしていきたいと考えておるわけであります。 冒頭に質問がございましたように、公共下水道のこの状況は大丈夫かということでございますが、このことについて、私どもとしては、将来において、やっぱり計画的に、そして加入率を上げる、そういうことと同時に、また適宜適格なやっぱりそういう投資計画なりあるいはまた、料金の見直しも含めながら、今のところちょうど中間ぐらいの料金であるわけでございまして、県内の状況から見ますと、そんなことも含めながら、問題はまた加入率を高めていく、そして健全な経営ができる方向づけをしっかり常にチェックしながらやってまいりたいとこのように考えておりまして、今後、そういうことで心配ないという方向の中で運営をしてまいりたいと、こういうふうに考えていますから、どうぞよろしくお願いいたします。 以上であります。 ○議長(日高幸一君) 再質問ありませんか。 ◆議員(増田俊男君) 議長。増田。 ○議長(日高幸一君) 増田議員。 ◆議員(増田俊男君) 未請求の問題は、大きな問題ですよね。それで、建設課は町長にこういう最終的な報告をいつされたのか、町長はいつそういう報告を受け取ったのか伺います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) 私ども随時打ち合わせはいたしておるわけでありますが、集計を副町長中心にした上で、報告をいただくということでさせてただいております。今回特に選挙もありました関係で、この質問が出てくる前に、しっかりした対応をするようにという指示はして、選挙戦を戦わせていただきました。そういう面ではまだ、間断なき報告をした上で、そして随時に常に建設課と連携をとりながら、この問題についてはしっかり対処していくと、こういうことで考えておる次第でございます。 ◆議員(増田俊男君) 議長。増田。 ○議長(日高幸一君) 増田議員。 ◆議員(増田俊男君) この調査は最終調査ということで、全て完了しているというふうに考えてよろしいんですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) 私はそういう報告をいただいておるわけでございまして、今回、もう再三増田議員からこのような御指導いただいておるわけでありますから、しっかりした対応をしないと、現実的に不信感をあおることにならないようにということは、常に指示をいたしておりますので、そういう思いで受けとめて報告をさせていただいた次第であります。 ◆議員(増田俊男君) 議長。増田。 ○議長(日高幸一君) 増田議員。 ◆議員(増田俊男君) 建設課長に伺いますが、6月26日までにこういう報告書を出してくださいということをお願いしているんです。それに対して43件の調査、後の分だけしか報告なかったんです。それを言って出てきたのが、昨日の夜の8時なんです。その前に夕方また来て、出された金額が違っていたんです。一発で見て分かるような、ぱっと見てわかるような数字を持ってきているんです。遡及不能金額というの入っていなかったんです。だから町長にはそれは報告全くされていないんじゃないかな。 分かりやすい調査報告書、私だけじゃなくて、議員全員、町民にも分かるように合計金額が2,036万4,710円と、162件ありましたということの報告をきちんとすべきだと思いますけども、建設課長は、その私の質問の趣旨は分からなかったかもしれませんけども、当然それくらいのことは考えて作成すべきであって、質問されたから作成したんじゃなくて、その前にその都度作成して、これ最終ですよということをきちんと町長、副町長にも報告していれば。6月26日までにはすぐ持ってこられたと思うんです。言われてから初めて動くというような状況ですので、やっぱり疑問を持ったり、先のことを考えた上での事務処理をしていただきたいと思います。 それで、確か3月30日に役場に来ました。未請求かどうか分かりませんけども、2件のメーター検針をしていないというところがありました。それについてどうするのかということを聞いておりますけども、その返事がありません。その2件分は、どのような処理をされたのか伺います。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(吉鶴慶久君) 先ほど、増田議員から数値等の違いにつきまして御指摘ございました。議員がおっしゃるとおりでございますので、今後は精査をしながら書類のほうは出していきたいと思っております。また、内部でも検討しながらお出ししていきたいと考えております。 それで2件のメーターにつきましては、3月30日ということで、大変恐縮なんですが、私のほうが確認不足で、今のところ確認しておりませんので、申しわけございません、最終的に確認しまして、また御報告申し上げたいと思っておりますので、大変恐縮ですけれども、また御了承をいただきたいと思っております。 ◆議員(増田俊男君) 議長。増田。 ○議長(日高幸一君) 増田議員。 ◆議員(増田俊男君) それであれば、この2,000万円という金額、中にそれが入っているのか入っていないのか、当然調査が終わっていれば、終わっていると言われましたので、終わっていればこの金額に入ってるというふうに思ってもよろしいですか。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(吉鶴慶久君) それにつきましても、再度精査しまして、御報告申し上げたいと思っております。大変申し訳ございません。 ◆議員(増田俊男君) 議長。増田。 ○議長(日高幸一君) 増田議員。 ◆議員(増田俊男君) 全ての調査終わっているんでしょ。これが最終結果でしょ。いつも建設課に行って話をしているんです。そしたら建設課知っていました。メーター検針していないということを。それはなぜかというと、家をつくった業者と使用者との話し合いがついていないということで、メーター検針もしていないということだったんです。メーター検針していなければ、当然この金額には上がってこないんじゃないかなと、単純に思って、それが2件あると。1件はそのメーターが分からなくてという話は聞きました。 そういうな状況ですので、本当に調査がこの調査が終わっているのかというのを、もう1回確認をしていただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) たびたび御指摘を受けて恐縮ですが、もう肝に銘じてそのことについて再度指示をしたいとこのように思っております。 ◆議員(増田俊男君) 議長。増田。 ○議長(日高幸一君) 増田議員。 ◆議員(増田俊男君) 納入率でいくと、相当の高い金額になりますよね、A事業者がありますから、大きな金額が。戸数でいくと23%の人、51軒が全く納入されていないような状況です。当然、普通であれば、納期限の20日までには督促状を出す必要があるんですけども、今回の場合については町で出せないと思うんです。だから、20日までには伺って何とかなりませんかと、そういう働きかけというか説明をしても、催告じゃないですけど、そういうお願いをしなきゃいけないと思うんですけども、今日まで、そういう働きかけというのをそういうのをされたんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(吉鶴慶久君) 増田議員おっしゃるように、納入なしということで51人いらっしゃいます。これにつきましては、先ほど町長が申し上げましたとおり、いろんな御事情がございますので、再度個別に御訪問しまして、納入のお願いにまいりたいと考えておりますので、御理解いただけたらと思っております。 ◆議員(増田俊男君) 議長。増田。 ○議長(日高幸一君) 増田議員。 ◆議員(増田俊男君) そういうのを働きかけをしたのかしていないのかということを聞いているんです。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(吉鶴慶久君) 当然、期ごとに督促状と督促のお願いをしておるんですが、そのあたりの個別の方につきましては、今後、個人訪問という形の中で、再度、懇切丁寧にお願いしたい、回りたいと考えています。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) おっしゃることは大事なことであります。督促状やそんなもので整理すべき問題でないということはおっしゃるとおりでありますから、もう1回副町長を含めてしっかり指示をして、本当に心のこもったおわびを申し上げて、納入をお願いしたい。そしてその方の状況に応じた納入をお願いするということは、足を運ぶ以外にはないと思っていますので、もう1回そこ辺を指示をしたいと、このように考えておりますので、もう私もやっておると思ったんですが、今の答弁を聞いておると十分やっているとは言えない状況でございますから、反省をさせて、また取り組まさせていただきたいと思っております。申しわけありません。 ◆議員(増田俊男君) 議長。増田。 ○議長(日高幸一君) 増田議員。 ◆議員(増田俊男君) ちょっと、質問通告していなかったんですけども、時効分の遡及不可能額って一応300万円近くお金をいただいたということでございますが、これの受け入れ費目ですよね。雑入で上がってきているんですが、雑入でいいのかどうか。単純に見たら、雑入もちょっとおかしいかなと。役場からの受け入れ費目からすれば寄付金かなという気はするんですけど、副町長どうお考えですか。 ○議長(日高幸一君) 副町長。 ◎副町長(向井好美君) 受け入れ費目につきましては、いろいろと検討をさせていただきました。今増田議員がおっしゃったように寄付金からという話が出たんですが、社会福祉法人ということもございまして、いろいろ検討した結果、雑入で受け入れをするということで最終判断をさせていただいたところです。 ◆議員(増田俊男君) 議長。増田。 ○議長(日高幸一君) 増田議員。 ◆議員(増田俊男君) 雑入で全然問題ないということですね。 ○議長(日高幸一君) 副町長。 ◎副町長(向井好美君) そういう形の中で、十分検討した上で、問題ないということで判断をして受け入れをしているところです。 ◆議員(増田俊男君) 議長。増田。 ○議長(日高幸一君) 増田議員。 ◆議員(増田俊男君) この未納額ですが、納めた人がもう130人おられるんですよね、完納されたのが。納めていない人との不公平感が出てくると思うんですが。納めた人でも何十万という金額を納めた人もおります、まとめて。だからやっぱりある程度、何回もお願いに行って、そういう不公平感をなくすような努力をしていただきたいと思います。 次に、町政座談会について伺いますけども、現実にはいつごろから始められるというのは、まだ決まっていないんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) 前段のことでちょっと重複しますけど、誠意をもって対処していくということで、頑張らせるというか、当然やらせたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。 それで、町政座談会の関係については、私としては、今回なかなか町政座談会を開くいとまがないし、また選挙前にということもちょっと日程的にもきついということもございますし、町民の皆さん方に、またああいうな面で誤解を招くようなことはあってはならないということで、すぐ相談をいたしまして、ことしの座談会は変更さしてほしいということを、公民館長と共催のような形でやってくださいますからお願いいたしました。そして今後については、今後の館長会でどういう形がいいのかということを含めて検討しよう。基本的には、やっぱり私は、以前からこの歴史を刻んできたわけでありますし、対話の行政というのの根幹でありますし、住民自治を大事にするという面からすると、どの時期が一番町民も参加しやすくて、そしていろんな面でこの対話の行政、そして協働の体制がどう構築できるかというのを、十分館長会と相談した上で、その時期を決定していきたいと。私としての思いもございますけど、館長さん方がどういう判断されるかということも尊重しなければなりませんので、今の段階で、するという思いは強く持っていることだけ、御理解いただけたらありがたいと思っております。 ◆議員(増田俊男君) 議長。増田。 ○議長(日高幸一君) 増田議員。 ◆議員(増田俊男君) 例年でいきますと、町長が30分程しゃべられて、あと課長がちょっと説明して町民の意見を聞くというな状況でしたけども、町長の話がさっき言いましたように、ちょっと専門的であって、町民がなかなか分かりにくいと思うんです。予算の表を使って説明してもほとんど分からない、大きな金額であるし、多分分からないと思うんです。そのときはそんなもんかと思うかもしれませんけど、その方法をもうちょっと役場の広報として、広報公聴の最たるもんですから、本当に役場が伝えたいことを町長が訴えて、話して、町民がそれを理解してもらおうという。 ちょっと公聴についても、町長が真ん前におって、なかなか質問ができないんです。やっぱり町民からすればちょっと敷居が高いかなと、言いたくても言えないような状況だと思うんです。だからもうはよ終われと思う、ざわざわし出すと、町民の意見を聞き出したら、ちょっと質問すると何か変な目で見られるというな状況もありますので、もっと質問しやすいような、何でもいい、役場職員が10人もついてくれば、なかなか思っていること言えないと思うんです。そういう方法もちょっと考えてもらいたい。何でも思っていることを発言できるように。時間についても、時間がないからじゃなくて時間の許す限り全部聞いてやらなきゃいかんと思うんです。9時15分になったからもういいじゃないかじゃなくて、町民にもっと何でもいいから質問してくださいという、事前に公民館を通じてでもよろしいですから、そんなお願いをして、誰かから発言すれば少し発言出てくると思うんです。その中でやっぱりいろんなことを聞いて、町民のための座談会でしょうから、それを考えて、その座談会の方法というのももう1回考えていただきたい。それと時間的な部分も7時半からということになってくると、今も健康教室の20年以上やってきたんですよね。それが今本当の健康教室というか、じゃなくて、受診率が何%とかなっていますよじゃなくて、本当に来た人のためになるようなそういう健康教室であれば、開いていただきたいと思っていますけどもいかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) 増田議員さんがおっしゃることも理解はできるんですけど、我々としては、やっぱり町政がどういう方向で議会の議決をいただいたことに対して、どんな思いで議会の議決をいただいたかという面で、いろんなニーズがあると思っておるんです。こんなこと言うと僭越至極ですけども、やっぱりそういう町政座談会するところは、もう県内でもそんなにないし、県内でも恐らくないと思っていますが、そのことはやっぱり十分尊重すると。 ただみんなの多くの意見を聞いて、建設的なこれからのまちづくりをどう協働一致してやるかということが目的で、これ始まったと思っておりますので、その中で町政に対するいろんな要望、要求もあるだろうし、だからみんな多くの人に御意見を伺うという面で、我々としてはフィフティーフィフティーの立場で町もこれからの取り組みについて、こんなことを今年やらせていただきますと、こういうことで。 おっしゃいますように、数字的なことをあんまり中心にやり過ぎておるかなという反省は確かにいたしております。ですからもう、この数字的なことを余り、ただアウトラインだけはぱっと言うて、基本的なことを話しをするとか、そんなことも含めながら、研究、検討させていただいて、多くの皆さん方に平等に意見が出るような形を取らせていただきたい。 時間的な制約ということじゃないんですけど、一応私たちも町民のことも考え、我々も連日連夜、もう日程的にもきつい中でやりますから、職員のことも考えて、それを目安にお願いがしたいということを申し上げておるわけであって、それがきたから終わりですよということは言ったつもりはないんですけど、気持ちとしてできるだけそういう方向の中でやってまいりたいと思っておるところでございますので、もう一工夫検討ちょっと検討させていただけたらありがたいと思っております。 ○議長(日高幸一君) ここで、時間の延長を行います。 ◆議員(増田俊男君) 議長。増田。 ○議長(日高幸一君) 増田議員。 ◆議員(増田俊男君) 町政座談会については、町民が参加しやすい、意見が述べやすいような座談会にしていただきたいと思います。 次に、公共下水についてですが、個人の住宅の加入率が非常に低いと、なかなか難しい問題だと思います。もう当然管渠は引かれたときには、入っている人はほとんど入っていますよね。今加入していない人をいかに加入させるかというのを努力してもらわないといけないと思っているんですが、その中でやっぱり、経済的に非常に厳しい人もおられるんですよね。だからそういう件数が、場所がはっきりわかっていれば、全棟というか全家庭の調査をして、本当にここは無理だとかそういうのを調べた上での加入推進をする必要があるんではないかと思っていますけども、今まで役場のほうが各家庭を回って加入推進したという話は聞いていません。月報でたまに載ってきますよね、それぐらいで。 やっぱり役場の職員というか建設課の担当職員でしょうけども、中心になるのは。やっぱり役場は町長の命令で地区分けしてでも、一応全部調査して、どういう状況であるか、ここについては推進すれば入ってもらえる、ここについては、無理だという色分けをしてもらってでも加入推進をしてもらわないと、やっぱり使用料は上がってきませんで、そういう努力をしていただきたいと思いますが、どうお考えでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) この加入率を上げることが、今後、公共下水道会計を健全なものに、さらに向上させていくということは、先ほども質問の中でありましたとおりでございます。まさに私もそう思っているわけでありますが、ただ年々少子高齢化が進む中で、やっぱり経済的なものが、まず今言われますように一番大きいのかなということと、今の高齢者の方は、もうそんな贅沢はしなくてもいいというコンセプトを持っていらっしゃる方もいらっしゃったりして、なかなか一概に無理な推進ができないという面で、業者の皆さん方に依存しておる分野も大きいなということも反省をしておるわけでありますが。 そこら辺が今までいろんな面で対策をしてまいりましたけど、今まで加入した人、これから未加入の方にまた新たな経済対策、あるいはまたいろんな補助対策を打つということになると、今まで入った人に対して、そこの公平性が保たれるのかなという思い悩むのを含めながら、非常に心配をいたしております。 しかし、供用開始がちょっと綾町も国富町からすると六、七年遅れておる。そういう面でまだまだ加入率をもっとふやせる努力はする必要はあるということは、私ども認識をしておりますから、今増田議員さんから御提案がありましたことも踏まえた中で、ここの家庭ならある程度、綾町は大体家庭、家族の構成も分かってございますので、まずはできる方にできるだけ推進をかけてお願いをしていくと、こういうことをおっしゃいますように、そういう足で推進をするということを建設課の職員ともどもに、また取り組んでいかなきゃいかんということを御示唆いただきましたから、そういうことを含めて、今後検討させていただきたいと思っております。 ◆議員(増田俊男君) 議長。増田。 ○議長(日高幸一君) 増田議員。 ◆議員(増田俊男君) ちょっと財政のことなんですけども、27年度ぐらいから基金繰入金をされています。28年度が1,500万円ですね。今年が29年度が1,500万円の予定が、未請求の分が入ってきましたので500万円カットされていますけど、ことしの予算は750万円です。でも基金の残高は1,500万円なんです。今年のペースで1,500万円、31年度で繰り入れしたらなくなるんです。足りない分は、結局は一般会計からの繰入金で補うしかないんです。そんなになってきたときには、加入率アップと料金改定まで出てくるのかなと。今まで料金改定の話はほとんど聞いていませんので、どのくらいまでが町民の負担に耐えられるのかということも出てきますでしょうけど。役場の一般会計が繰り出しのほうがどれぐらいまで耐えられるのかなと、ちょっとそれが心配だったもんですから、1,500万円なくなると、1,500万円その分繰り出しがふえるんですよね。32年度には繰入金が1,500万円減ってきますので、また長期展望で考えていただきたい。 できるだけ利用者からすれば値上げしてもらいたくないんですけど、必要な経費については、当然負担すべきだと思っていますし、これは答弁してもらってもいいんですけども、当初計画と今の水の量なんかは、処理水の量なんかは相当減ってきているようなんですけども、資金的な予算的なことも大分乖離があると思うんですけど、そういうのもう1回調べ直してもらって、どのくらいまで加入率をふやして、どのくらいの料金値上げで一般会計からの繰り入れはどこまでできるのかということを、算定をしていただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(前田穰君) おっしゃいますように、我々としては、いずれ一般会計の繰り入れ額が、地方公営企業の繰り出し基準額を上回っておりましたけど、26年度以降は、この基準内で一応おさめることができております。ただ、積立金のほうがおっしゃいますようなこともございますので、まず先行して取り組まなきゃいかんというのは、値上げとかそういう問題じゃそれじゃなくて、そういく前に、まず加入率をやっぱりしっかり上げていくということに先行的にやった上で、財政基盤を、収入基盤をふやしていくということで、そして中長期的な見通しを立てた上で、これからの設備計画あるいは改修計画等々も中長期的では考えなきゃいかんと、このように考えておりますので、また適格な御指導もいただいた上で、もう1回そこ辺を念のために状況をしっかりふやして、今のところ長期的に見ますと、35年度は一番起債の償還額が大きいということでもございますので、あとは平準化しているということもございますから、そこら辺も見計らった中で、もう最終的に考えるべきことは、料金の値上げでありますから、これはできるだけ避けたいと、こういう思いはしてございますので、そこら辺は我々中長期的な展望の中で、財政的な公共下水道としては、健全経営の方向づけを、しっかり油断なく対処していかなきゃいかんと考えていますので、また適宜適格な御指導もいただけたらありがたいとこのように思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆議員(増田俊男君) 議長。増田。 ○議長(日高幸一君) 増田議員。 ◆議員(増田俊男君) 努力されることを望みますけども、ちょっと話は変わりますが、終末処理場に入ってくる不明水、どのくらいあるのか分かっておったら教えてください。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(吉鶴慶久君) 今お尋ねになりましたので、すぐ調べまして御報告申し上げたいと思っております。 ◆議員(増田俊男君) 議長。増田。 ○議長(日高幸一君) 増田議員。 ◆議員(増田俊男君) 不明水っていう意味わかります。分かっておられて今答弁されたんですか。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(吉鶴慶久君) そこら辺も確認しまして、御報告申し上げたいと思います。 ◆議員(増田俊男君) 議長。増田。 ○議長(日高幸一君) 増田議員。 ◆議員(増田俊男君) 不明水っていうのは、水道メーターを通らないで入ってくる水なんですよね。だからマンホールから入ってくる水とか、それとかA事業所の分ですよね、あれなんかはメーター通っていたんですけども、算定していないので、当然不明水として上がってくるはずです。メーターを通った水量と入ってきた水量は大体一緒になるはずなんです。 だから、マンホールから入ってきた水、どのくらいあるか分かりませんけど、必ず不明水が出てくると思うんです。それでそういうのを全部調査しながらやっていってもらわないと、不明水が全くほかの水が入ってこなければ不明水ないと思うんです。メーターを通った水の量が多くなると思うんです。不明水があるということであれば、どっかから入ってきているということになります。それをきちんとやっぱり入ってくる量って分かっているはずですから、そんなのを年1回ぐらいでも有収水量じゃないんですけど、そういう形での報告が当然あるべきであっていいんじゃないかなと思っています。 公共下水道についてもやっぱり、ただ単に管理するのではなくて、町民負担が少しでも軽くなるように、いろんな疑問を持って事務処理とか、町民への広報とか、そういうのをきちんとやっていただきたいと思います。 それと、加入率のことですけど、民間事業所それとか集合住宅、これについては強く言ってもいいんじゃないかなと思うんですよね。そういう加入する義務というかそれは当然あるわけですから、それについては強く言ってもらって加入してもらうというようなこともとっていただきたいと思います。もう答弁はよろしいですので、これから町民の負担が少しでも軽くなるような努力をしていただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 増田議員の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(日高幸一君) 以上で、本日の議事日程の全部を終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会いたします。 ◎事務局長(吉川直毅君) 御起立ください。一同、礼。(散会午後4時09分)──────────────────────────────...